犬は虫に刺されて重症を負うことがあります。
特に外で飼っているという家庭も多いのではないでしょうか?
そうすると知らない間に愛犬が虫に刺されていたなんてことがあると思います。気づかないで放置していると容態が悪化し大変なことにもなりかねないです。
今回は、犬が虫に刺されてた際の症状と飼い主が取るべき行動について紹介します。
目次
犬が虫に刺されたらどうなる?
では実際に犬が虫に刺されたらどうなるか説明していきます。
虫によっても症状は異なるのですが以下のような症状を発症します。
- 腫れ
- 痒み
- 痛み
- 刺された箇所が赤く変色
- 刺された箇所が出血する
- 化膿する
といった症状を引き起こします。
刺された時の症状は虫によっても違いますし、特に危険な虫に刺されたら素早い処置が必要になります。
①蚊・ダニやノミ・蜂などに刺された時の症状
これらの虫に刺された時の症状としては、腫れ・刺された箇所が赤くなる・痒みや痛みを伴うことがほとんどです。
特に蜂なんかは毒が強いのでアレルギー反応からさらに悪化することがあります。
ダニやノミが血を吸う時に吐き出す唾液がアレルギー反応を引き起こすため猛烈な痒みを引き起こすので散歩中や外で遊んでいる時は要注意です。
②虫に刺されたことで発症する病気
- フィラリア症
- ツツガムシ病
- ダニアレルギー症
- アレルギー性皮膚炎
といった病気を伴うことが多いです。
特にフィラリア症は気づかないで放置すると死に至る病気でもあるのでとても恐ろしいです。
特に注意すべき虫
虫刺されでも特に注意が必要な虫がいます。
刺されると重症を負う可能性の高い虫なので、外で飼っている方やよく犬を外で遊ばせる方は気にしていてください!
①マダニ
マダニは森林や河原、生い茂った草むらの中に多く生息しており、春から秋にかけて活発になります。
このマダニは犬の血を吸うことで成長しますが、吸う際に吐き出す唾液が体内に入り猛烈な痒みを引き起こします。
痒み以外にもひどい場合は貧血やいろんな感染症にかかることも珍しくはありません。
②ノミ
ノミは森林、河原、草むらに多く生息しており、気温が13℃以上になると活発になりやすい生き物です。
特に5月から10月は活発になりやすい時期なので注意が必要です。また、犬の体に付着したノミは室内でも繫殖するので犬だけでなく人間も気をつけなければなりません。
ノミは小さくて見つけにくいので、なるべく草むらに犬を入れないよう監視しましょう。
③蚊
蚊はいろんなところに生息しており、家の周りにも多く存在します。蚊は4月から11月頃まで活発なので注意しましょう。
犬が蚊に刺されるとフィラリア症を引き起こす可能性があるので気をつけてください。
フィラリア症は知らないで放置すると死に至ることもあるので蚊には細心の注意を払って外出しましょう。
犬が虫に刺された時の対処法
では愛犬が虫に刺されたことに気づいたらどう対処すればいいか紹介します。
虫によっても対処法は少し変わりますが基本、虫に刺された際に行うべきことを以下にまとめてみました!
①動物病院に連れて行く
蚊にしろダニやノミにしろまずは動物病院に連れて行くことがいいでしょう。
虫に刺されたことにすぐ気がついてあげれば適切な治療と処方された薬で済むことが多いです。
早い段階で気づいてあげることが重症化を防ぐため虫に刺されて痒がっている様子やアレルギー症状を起こしている場合は早く連れて行ってあげましょう。
②患部を冷やす
特に蜂やアブに刺された時は患部を冷やすことも大切です。
蜂に刺された場合はまずはトゲを抜いてあげましょう。そして傷口を水で洗い流してキレイにしてから濡れタオルなどを使って患部を冷やしましょう。
そうすることで痛みや腫れは少しずつ緩和します。ただこれは応急処置にしかすぎないのでちゃんと動物病院に連れて行き適切な治療を受けさせましょう。
③病院で処方された薬を塗る
動物病院で処方された薬を塗って様子を見ましょう。
基本的には刺されて様子を伺い、刺された患部を冷やすことがですがこれは応急処置に過ぎないので動物病院で処方された薬をきちんと塗って安静にすることが大事です。
この時、人間用の薬は絶対に使わないでください!
人間と犬とでは薬に含まれる成分も異なるのでへたに人間の薬を使うと容態が悪化する恐れがあるからです。
愛犬が虫に刺されないようにするには
刺されてからだと病院に連れて行ったりと何かしらの手間がかかるので愛犬が虫に刺されないように対策をすることが大切になります。
犬が虫に刺されないようにする対策法を紹介します。
①虫除けスプレーを持参する
虫除けスプレーにもいくつかタイプがあって首輪やリードにつけるタイプ、首輪タイプ、犬の体に直接かけるタイプがあります。
散歩や外で遊ぶ時に虫除けスプレーを使うことで特にダニやノミは寄ってきにくいので効果的です。
市販のものでも悪くはないですが一番は動物病院で処方された駆除薬などが効果的です。
②服を着させるの
服を着させることで虫に刺されにくくします。
散歩中や外出時に服を着るか着ないかで虫に刺される確率も変わってくるので服を着させることもアリです。
ただ、服を着させる時はブラッシングや犬の毛をカットしてから着させましょう。
③フィラリアのワクチンを受ける
特に蚊に刺されることで引き起こるフィラリア症は恐ろしいものなので定期的にワクチンを受けるようにしましょう。
最低でも1年に1回は受けさせることでフィラリア症の発症を防ぐことに繋がります。
フィラリアのワクチンを受けるだけでなく体の健康状態や病気にかかっていないかなども同時に検査できるので定期的に行くことがおすすめです!
愛犬を虫から守ろう
愛犬が虫に刺されると病気をも発症しやすいので注意が必要です。
特に蚊やダニ・ノミ、蜂は刺されて痒くなったり、痛みを伴うだけでなく重症化すると命の危険にさらされることがあります。
なので、散歩の時や外出時は虫に刺されないような対策をきちんと行うことがこういったことを防ぎます。
草むらに入れないようにさせるのもそういった理由からです。
もし虫に刺されてしまったという場合はできる限りの応急処置を行い、動物病院で適切な治療を受けさせることが重要です。