みなさんは愛犬が散歩中に突然歩かなくなった経験はありますか?
突然、犬が散歩中に歩かなくなったら飼い主としても心配しますよね。今回は犬が散歩中に歩かなくなる原因と歩かない時の対処法について紹介します!
目次
犬が散歩中に歩かなくなる原因
では犬が散歩中に歩かなくなるのはどういった原因が考えられるでしょうか?
考えられる原因についていくつかまとめてみたので見ていきましょう!
①恐怖を感じている
散歩のルートにいつも怖い人がいる、吠えられる犬がいる、何か嫌な音が聞こえるなどの恐怖心を抱いていることが考えられます。
音によく反応する犬や臆病な犬はちょっとしたことでも恐怖を感じてしまうのです。特に子犬や飼い始めの頃はよくあります。
犬にとっては一つのトラウマなので恐怖を感じている場合動かなかったり、別の道を行きたがります。
②怪我をしている
怪我をしていて歩けないこともよくあります。
散歩の途中で落ちている物が足裏に刺さったり、関節を傷めたりすることで歩かないことがあります。
犬は素足で歩いているようなもんなので足を怪我していたり、爪が割れていることがあるので注意しましょう。
③疲れている
散歩で疲れて歩かないということもよくあります。
飼い主の歩くスピードが速かったり、散歩のコースが長かったりで息切れしてしまい途中で歩くのを止める犬もいます。
特に夏場のような暑い季節では熱中症で歩かなくなる犬もいるので夏や湿度が高くて暑い日は要注意です。
④抱っこしてほしい
抱っこしてほしいかったり、かまってほしいがゆえに散歩中に歩かなくなることはよくあります。
飼い主に甘えたい、抱っこしてほしいというわがままな気持ちから歩かない時があるので一見わかりにくいです。
怪我している様子も疲れている様子もなく突然立ち止まる時はもしかしたら飼い主に甘えたい、かまってほしいという気持ちの表れかもしれません。
⑤病気を患っている
もしかしたら病気で苦しいがゆえに散歩の途中で歩かないことがあるかもしれません。
病気で歩かない際にどんな病気が関係しているかはこの次に紹介しますが特に心臓経の病気、関節系の病気などが考えられます。
もちろん肥満で歩くのに負担がかかるという犬もいますが肥満でもないのにここ最近様子が変だなという場合は病気の可能性があります。
愛犬が散歩中に歩かないのは病気かもしれない!?
先ほど犬が散歩中に歩かない原因についていくつか紹介しましたがその中でも特に病気が原因で歩かない場合について紹介します!
主にどんな病気が関わっているか、その病気の症状についても紹介します!
①ヘルニア
特に高齢犬や成犬でもあるのがこの『ヘルニア』です。ヘルニアにもいくつか種類はありますがよく聞くのは椎間板ヘルニアです。
歳を取ると足腰や関節の筋力も低下し徐々に腰に負担がかかってきます。ヘルニアは一見症状がわかりにくいです。
ただ、重度になると後ろ足を引きづったり、自力では歩けない状態になることが多いです。
犬のヘルニアに関しては
こちらの記事で症状や対処法について紹介しています!
なので、そんな状態が続くようなら動物病院で診てもらいようにしましょう。
②関節疾患
関節疾患の場合、先天性のものもありますが高齢や散歩中で起こることもよくあります。
散歩中に転んで強くうつと靭帯が伸びたり、切れてしまうことがあります。高齢の場合は、関節液の産生分泌が減ることで骨と骨がぶつかるようになり関節炎を引き起こします。
主な症状には足を引きずったり、階段のような足に負担がかかる場所を嫌がることがよくあります。
一見ヘルニアにも見えますが、重症化する前に動物病院で早期治療を受けることが大切です。
③心臓病
愛犬が散歩の途中でよく息切れして『ハァハァ』となるようなら心臓病かもしれません。
成犬~高齢犬で多くみられる病気ですが小型犬や飼い始めの犬でもなることはあるので注意してください。
心臓病の特徴には息切れしやすいことと咳です。特に苦しそうな咳を連発する場合は心臓病や肺水腫、ケンネルコフなどの感染症も考えられます。
咳の仕方がおかしい状態が続けば心臓病や肺水腫の可能性があるので動物病院で早期治療を受ける方がいいです。
④熱中症
夏の暑い季節は熱中症にかかることが多いです。
熱中症はどんな犬でもなりやすいので気温が高い日は特に注意して散歩に連れて行きましょう。
熱中症の主な症状には急に倒れたり、意識がもうろうとしたり、呼びかけに反応しなくなります。
熱中症になった際はすぐに動物病院に連れて行き適切な処置を受ける必要があります。
犬の熱中症に関しては
こちらの記事で症状や熱中症対策について紹介しています!
犬が散歩中に歩かない際の対処法
では犬が散歩中に歩かなくなった際どうすればいいでしょうか?
いくつか対処法があるのでそれを見ていきましょう!
①散歩のルートを変更
散歩のルートを変更することも一つの手です。
犬が散歩の途中でよく立ち止まったり、別の道を行きたがるのには恐怖を感じている場合があります。
なので、思い切って散歩のルートを変更してあげてもいいでしょう。そうすることで犬も楽しく散歩ができ、運動にもなるので一石二鳥です。
②散歩時間をずらす・短くする
散歩時間をずらしたり、短くすることも大切です。
他の犬に吠えられたり、怖い人が出る時間を避けて散歩すれば途中で歩かなくないなんてことは減ります。
また、疲れていたり暑い日は熱中症を避けるためにも散歩時間を短くすることで歩かないことを対処することができます。
例えば、早朝に散歩に連れて行き夜ではなく夕方に散歩に出かけるなど時間をずらしてあげるといいかもしれません。
③抱っこする(怪我や体調不良の場合)
怪我をしている時や体調不良の時は抱っこして家まで帰ることも大切です。
足を怪我して歩けない場合や体調不良で途中から歩けなくなった時は抱っこしてあげてください!
ただ、甘えやかまってほしいからの抱っこは絶対にしないようにしましょう。しつけ上良くないです。
犬が散歩中に歩かないからといってやってはいけないこと
散歩の途中で犬が歩かない際にやってはいけないことがいくつかあります。
それを以下にまとめてみたので見ていきましょう!
①無理に引っ張る
歩かないからといって無理にリードを引っ張る行為はやめましょう。
よくやりがちですがリードを引っ張ることで犬の首をしめたり、足の裏が擦れて怪我をしたりする可能性があります。
無理に引っ張ることでそれがトラウマになったり、機嫌を損ねて怒ることもあるので無理に引っ張る行為は絶対にやめましょう。
ただ、草むらや拾い食いをしそうな時は無理にでも引っ張って止めさせましょう。草むらにはダニやノミがいます。そして拾い食いして体に異変が起きては大変です。
②すぐに抱っこする
すぐに抱っこする行為もまたやってはなりません。
抱っこしてしまうと犬との主従関係が崩れ犬は自分の言いなりに飼い主を動かすことができると解釈してしまいます。
ただ、怪我や体調不良で自力で帰ることが難しい場合は飼い主が抱っこしてあげる必要があるのでそこは見極めてください!
③歩かないからといって叩く
歩かないから怒りたくなる気持ちはよくわかります。
ただ、怒って叩いてしまうと犬にとってははそれがトラウマになる可能性があります。ましてや叩いたことで逆上する場合もあります。
歩かないからといって犬を怒ったり叩いたりする行為はやめましょう。
愛犬が散歩中に歩かなくなったら
愛犬が散歩中に歩かなくなったらまずは様子を伺いましょう。
✅怪我をしていないか
✅体調不良を起していないか
✅怯えていないか
✅疲れていないか
などをチェックしましょう。
元気なのに歩かないのは甘えたり、かまってほしい時の表れなのでその時は少し遊んであげると意外と犬は歩いてくれたりします。
なので、病気や体調不良以外の時は基本歩かせるようにしましょう。体調が悪そうなら抱っこして家まで帰りすぐに動物病院に連れて行きましょう。
もし愛犬が散歩の途中で歩かなくなったら今のことを思い出しながら実践してみてください!