愛犬が喧嘩ばかりしていつ怪我するか心配、、、という悩みがある飼い主さんはいませんか?
同じ空間で犬を多頭飼っていれば喧嘩が起こるのも珍しくないです。人間でも幼い子ならよくあることです。
犬が喧嘩するのには何かしらの理由があるのです。今回は犬が喧嘩してしまう原因とその対処法について紹介します!
目次
犬が喧嘩するのはなぜか?
ではなぜ犬同士で喧嘩が起きてしまうのでしょう?
そもそも犬は群れの中で生きる動物です。なので本能的に喧嘩が起きてもおかしくないのです。
ただ、今回は飼っている犬同士の喧嘩の原因について考えてみるといくつか原因となるものが考えられたのでそれを紹介します!
①相性が悪い
単純に言えば仲が悪いことが原因です。
例えば、過去に食べ物を横取りされたとか遊んでいるおもちゃを奪われたなどの原因が関係しています。
あとは単純に気に入らないという理由から犬同士で喧嘩が起こる場合もあります。これは犬の本能的な部分から出ていることもあります。
②嫉妬
犬を2匹以上飼っている人ならわかると思いますが片方の犬やある特定の犬だけをかわいがっていると一方の犬からすると嫉妬心がわきます。
それが原因で片方の犬に飛びつき喧嘩が始まるのです。これも本能的な部分が出ていますね。
本来、犬は群れを成して生きる動物なので自然と順位争いをしています。
片方の犬をかわいがるともう一方の犬からしたら『負けた』、『あの犬の方が勝っている』と感じているのです。
それが嫉妬につながるのです。
③ストレス
同じ部屋でそれも狭い空間で一緒に過ごしていればそれは犬にも負荷がかかります。それがストレスの原因になって喧嘩を招いてしまうこともあります。
部屋だけでなくとも家庭内で人間が喧嘩をしていても犬はストレスを感じるのです。
犬には人の感情を読み取れる能力があることが科学的にもわかっています。なので家庭内での喧嘩は犬に恐怖心を与えたり、その後の人間の行動が犬にストレスを与えているのです。
ストレスの原因は何かわからないですがストレスの原因は環境だけでなく飼い主であるあなたが作っている場合もあります。
じゃれ?それとも喧嘩?見極めるには
犬を多頭飼っているとお互いが嚙み合うということはごく自然な現象だと思います。なのでいっけんするとじゃれなのか喧嘩なのかの判断が付かないことがあります。
嚙み合っている時に飼い主であるあなたがじゃれなのか喧嘩なのかを見極める必要があります。
見極める基準としては噛み方、声、しっぽの状態からだいたいは判断が付きます。
例えば、『ウーウー』とうなりながら威嚇している時は喧嘩体制に入っているので見張るだけじゃなく喧嘩を止めさせましょう。
あとは犬の鳴き声に着目するとわかるのですが『キャッン!』と鳴く時は痛い思いをした時に鳴く声なので注意してください。
甘噛みならまだしも『キャッン!』と鳴くということは本気噛みで喧嘩をしている証拠なので止めさせましょう。
犬の鳴き声や歯をむき出しにして威嚇している場合は喧嘩が起きる合図なのでよく観察しておきましょう。
犬の喧嘩を止めさせる方法
犬が喧嘩する予兆が分かっているのであれば片方の犬を連れ出してもう一方の犬が見えないところまで連れていくことが理想です。
でもなかなか難しいと思います。気づいたら犬が喧嘩していたなんて状況はよくあると思います。
犬の喧嘩を止めさせる方法について紹介します。
①大きな音を立てる
犬が喧嘩しているところを無理やり引き離そうと思っても難しいです。その時の犬は興奮状態にあるので止めようと思ってもなかなか引き下がらないのが普通です。
むしろ止めようと思ってあなたが手を出すと嚙まれる危険性もあるので無理やり止めようとはしないでください!
喧嘩を止めさせる一つの手としては『大きな音を立てる』ということです。
大きな音を立てることで犬も気がそれます。そうするといったん嚙み合う事を忘れる場合があるのでそこをチャンスに犬を連れ出すのがいいでしょう。
大きな声をあげてみたり、大きく手で拍手したりすると犬も喧嘩を止める場合があります。
②犬に水をかける
水を嫌う犬はたくさんいます。
なので、喧嘩がおさまらない時は水をかけて気をそらすのがいいでしょう。外で犬同士の喧嘩が絶えない場合なんかは有効です。
水はホースの水でも、ペットボトルの水でも構いません。喧嘩しがちな犬は水をかけてあげるのもいいかもしれませんね。
③バリアのような盾を活用する
無理やり手で引き離そうと思っても無理なので犬と犬の間に盾を挟むことで犬を引き離すことができます。
この盾は何でも構いません。ダンボールでも何かの板でも、小さな机でも構いません。そうするとうまいこと犬の喧嘩を止めることに成功する時があります。
犬も興奮状態なのでいつ人に襲いかかるかわかりませんが襲ってきても大きめな盾なら自分の身も守れるので有効です。
手ではなく板やダンボールなど少し大きめの物を盾代わりに使って仲裁に入るのも一つの手です。
犬同士の喧嘩が起こらないようにするためには
犬も本能的な部分があるため難しいところではありますが少しでも喧嘩が起きないようにする方法はあります。
例えば、犬と犬を同じ部屋に入れないことやしつけを徹底することで喧嘩の回数が減るなんてこともあります。
しつけとしては犬に優先順位をつけ飼い主の言う事を聞くような正しいしつけを行うことが犬との信頼関係を築く上で大切です。
犬の喧嘩を完全に起こらないようにすることは難しいですが喧嘩が起こる回数を減らすことは飼い主のしつけ次第でいくらでもできます。
まずはしつけやお互いの犬が喧嘩をしないような環境に努めることが飼い主の役目でもあります。
犬との信頼関係が大切
犬同士、喧嘩をしてしまうのはしょうがないことです。
ただ犬の喧嘩を無理に止めさせるのは犬にとっても飼い主であるあなたにとっても良いことばかりではないです。
飼い犬だとはいえども犬にも本能があるので喧嘩が起こるのは自然なことでありますが喧嘩がひどいようであれば改善する必要があります。
日頃からしつけを正しく行うことや、飼い主の言う事を聞かせることで犬との信頼関係が築き上げられ喧嘩の回数も減ります。
まずはあなたができることから始めてみてはいかがでしょうか。