犬ににんじんを与えても平気か不安になりますよね。
でも犬ににんじんを与えることは悪そうに見えますが健康面を考えると良い点もいくつかあります。
今回は、犬ににんじんを食べさせたことにで得られる健康効果と食べる際の注意点、食べさせ方、適量について紹介していきます!
目次
犬がにんじんを食べても大丈夫?
結論から言うと犬がにんじんを食べても大丈夫です。
与え方と量にさえ気をつけていれば犬ににんじんを与えても何の問題もないのです。
むしろ、にんじんにはビタミンが豊富でカリウムやカルシウムなども多く含まれているため犬の健康を考えたらとても良い食材なのです。
基本的にはにんじんに含まれる成分が犬の体に影響を与えることがないので食べても問題ないです。
ただ、にんじんを与える量が一定量より多かったり、与え方に問題があると消化不良を起こしやすいです。
注意点や与え方、適量に関しては後に説明しますがそれさえしっかり守っていれば犬にとってにんじんを与えることはプラスになります。
犬がにんじんを食べることで得られる健康効果
犬がにんじんを食べることで得られる健康効果がいくつかあります。
それについて紹介していきます!
①免疫力アップ
にんじんにはβカロテンと呼ばれる栄養素が多く含まれています。
このβカロテンが免疫力を高めてくれるため細菌やウイルスによる感染に対して強い体にしてくれる効果があります。
またβカロテンには強い抗酸化作用もあるため老化防止やガンなどの病気を予防してくれることにも繋がります。
②目や皮膚、粘膜などの健康維持
βカロテンには目や皮膚、粘膜などの健康を維持してくれます。
病気や細菌・ウイルスによる感染症を防いでくれるのも鼻や喉の粘膜が強化されるからなのです。
目の健康も維持してくれるため白内障やその他の目の病気の予防にも繋がります。
③腸内環境を整える
にんじんには食物繊維も多く含まれているため腸内環境を整えてくれ、便通を良くしてくれます。
そのため、便秘ぎみの犬なんかにはにんじんは効果的です。
腸内環境を良くすることで犬も元気になるので腸内の働きを活性化させるのににんじんはおすすめです。
④低カロリーでヘルシー
にんじんは野菜の中でも特にカロリーが低く、犬にとってはヘルシーな食材と言えます。
そのため、ダイエット中の犬や避妊・去勢をして太らないようにさせるために与える食材としては適しています。
普段の食事にトッピング程度で添えてあげたり、おやつとして与えるだけでも非常に良いです。
⑤夏バテの予防
にんじんには水分も多く含まれているため夏バテ対策にも良い食材と言えます。
にんじんに含まれている水分はレタスほどではないですが食べるだけで多少の水分補給にはなるので夏バテ予防には効果的です。
水分もそうですがミネラル系でいえばカリウムも多く含まれているので体内の余分な塩分を取り除いたり、高血圧の予防にも期待できます。
犬ににんじんを与える際の注意点
犬ににんじんを与える際には注意点がいくつかあります。
その注意点について紹介していきます!
①生のにんじんは避ける
犬に生のにんじんを与えることは避けましょう。
というのも生のにんじんにはビタミンCを崩壊させてしまう酵素が含まれているからです。
それ以外にも犬に生野菜を与えること自体が消化に良くないため避けましょう。
②にんじんアレルギーに注意する
にんじんアレルギーを発症することはあまりないですが食べ過ぎてしまうと発症するリスクはあります。
にんじんアレルギーには以下のような症状が起こります。
- 下痢や嘔吐
- 目が充血する
- 体を痒がる
- 元気がなくなる
これはにんじんに限った話ではなく他の野菜でも同じなので注意しましょう。
③味付けされたにんじんは与えない
人間用に味付けされたにんじんは食べさせないようにしましょう。
というのも人間用に味付けされたにんじんには塩分や糖分が多く含まれているため犬に与えると高カロリーになってしまい健康上よろしくないです。
なので、人間用に味付けされたにんじんは与えないようにしましょう。
犬ににんじんを食べさせる方法
では犬ににんじんをどう与えたら良いでしょうか?
にんじんの食べさせ方について解説していきます!
①すりおろしにして与える
犬の器官は野菜を消化しにくくなっています。
なので、消化しやすいようにすりおろしにして与えてみたり、にんじんジュースなんかも良いです。
にんじんをすりつぶすことで中に含まれる酵素が多く排出され普通に食べるよりも2~3倍近く酵素を摂取できるのです。
②加熱して与える
生では与えず火を通して与えた方が柔らかく食べやすくなったり、消化しやすくもなります。
生で与えると硬い上に喉に詰まる危険性もあるため加熱して与える方が良いです。
加熱することでにんじんに含まれる繊維質もある程度分解され健康にも良くなります。
③細かく刻んで食べやすくする
老犬のことも考えると食べやすいサイズに刻んで与える方が良いです。
にんじんは硬いので必ず食べやすいサイズにして与えるかすりおろしやジュースといった口に軽い状態にする方が望ましいです。
にんじんだけでなく他の野菜も同様に加熱して食べやすいよう細かく刻んで与える方が子犬から老犬まで食べやすくなります。
犬ににんじんを与える量
犬ににんじんを与える量は以下の表を参考に与えてみてください。
引用:https://allabout.co.jp/gm/gc/472568/photo/1463443/
つまり、
- 体重3kgに対して、13g
- 体重5kgに対して、18g
- 体重10kgに対して、32g
を1日の目安量として与えてみてください。
初めて与える場合は、目安量より少なめで与えてみて大丈夫そうなら目安量で与えていきましょう。
【まとめ】犬ににんじんを与える際は量と与え方に気をつけて!
犬ににんじんを与える際は量と与え方に気をつけさえすれば問題ないです。
犬ににんじんを与えること自体は悪くないですし、健康面でのメリットも非常に多いです。
なので、にんじんに限らず与える際の量とその与え方にさえ注意していれば犬の健康にはプラスになるでしょう!