舌を出してこちらを待つグレーの犬
Pocket
LINEで送る

犬のおやつやおつまみ感覚でピーナッツを与えてみたくなることってありますよね。

でも犬にピーナッツを与えても大丈夫か不安になりますよね。実はピーナッツは量や与え方を間違えると体調不良を起こすことがあります。

しかし、犬にピーナッツはデメリットだけではなくメリットもあるのです。

今回は犬にピーナッツを与える際のメリット・デメリット、適量、与え方などを紹介していきます!

犬にピーナッツを与えても大丈夫?

ピーナッツ

結論から言うと犬にピーナッツを与えても大丈夫です!

ピーナッツは犬に有害な成分が含まれているわけでもないため食べても問題ありません。

しかし、これは殻を取って薄皮を剝いたピーナッツに限る話です。

ピーナッツをそのまま与えたり、量を気にせず与えると体調不良を起こす危険性があります。

なので、与え方や量に気を遣っていれば食べさせても問題ないです!

ピーナッツバターを食べさせても大丈夫ですが高カロリーなことと脂分が多く消化に良くないため与える際は量や与え方に気をつけましょう。

犬にピーナッツを食べさせるメリット

口が曲がった黒い犬

犬にピーナッツを食べさせることにはメリットもあります。

そのメリットについて紹介していきます!

①食物繊維が豊富

ピーナッツには食物繊維が豊富です。

食物繊維が豊富なおかげで腸内環境が整えられ、腸内の善玉菌も活性化します。

また不飽和脂肪酸との効果で便が出やすくなるため便秘ぎみの犬がピーナッツを食べることはメリットがあるのです。

②不飽和脂肪酸による悪玉コレステロールの削減

ピーナッツにはオレイン酸、リノール酸といった体に良い効果をもたらす不飽和脂肪酸が含まれています。

この不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを減らしてくれる働きがあり動脈硬化やガンなどの予防をしてくれます。

動脈硬化を予防してくれるため動脈硬化による脳卒中や心筋梗塞といった病気も回避することにも繋がるのです。

③ビタミンEによる老化防止

ピーナッツには美容効果のあるビタミンEが含まれています。

ビタミンEに含まれる抗酸化作用によって老化の防止に役立ちます。

老化そのものを防ぐだけでなく老化の原因である過酸化脂質の生成を防ぐ働きもあります。

この過酸化脂質はガン細胞とも関係性があるためそれを防いでくれるということはガン予防にも繋がります。

犬にピーナッツを食べさせるデメリット

驚いた顔をした犬

犬にピーナッツを与えることはメリットだけでなくデメリットもあるのです。

そのデメリットについて紹介していきます!

①消化不良による下痢や嘔吐

ピーナッツは食べ過ぎると消化不良を起こしやすい食べ物です。

ピーナッツに含まれる約半分が油脂分なため非常に脂っこい食べ物なのです。

そのため、食べ過ぎると消化不良を起こし下痢や嘔吐をするといったことも珍しくありません。

②結石になる危険性

ピーナッツにはマグネシウムが含まれています。

マグネシウム自体そんなに悪くはないのですが何らかの形で尿がアルカリ性になってしまった場合にマグネシウムを摂り入れると結石を引き起こす可能性があります。

一度、尿結石を患った経験のある犬にピーナッツを与えることは控えましょう。

③稀にアレルギー症状を発症

犬がピーナッツを食べたことでアレルギー症状を引き起こすことは滅多にないです。

しかし、稀に目・耳がかゆくなったり、顔が赤くなる、下痢や嘔吐といったアレルギー症状を引き起こすことがあります。

ピーナッツを与える際がその時の健康状態に合わせて与えるのが良いでしょう。

また、初めてピーナッツを食べさせる際は少量から与えてみて様子を見ることが大切です。

犬にピーナッツを与える量はどのくらい?

何かを待つ犬

ピーナッツは高カロリーかつ脂肪分が多いので与える量に注意しないと消化不良を起こしやすいです。

一般的に犬のおやつとして与えても良いカロリーは20%までとされています。

ピーナッツ30粒が約100kcalです。体重が10kgの犬の場合、1日に必要なカロリーは約630kcalとされています。

以上のことから犬にピーナッツを与える量としては20粒以内に抑えるのが良いでしょう。

体重にもよりますが仮に大型犬であっても健康面を考慮すると20粒以内に抑えれば健康的でピーナッツのメリットがきちんと活かされます!

犬にピーナッツを与える方法

微笑んでこちらを見つめる犬

犬にピーナッツを与える際はその与え方に注意しないといけません。

犬にピーナッツを与える時に意識することとして以下の3つがあります。

  • 殻や薄皮は取り除く
  • 茹でて柔らかい物を与える
  • 細かく刻んで食べやすくする

これらを意識して与えましょう。

殻は硬い上に繊維も多いため犬にとっては消化しずらいのです。

なので、殻や薄皮は必ず取ってから与えるようにしましょう。

茹でて柔らかくすることによって子犬や老犬でも食べやすくなります。

【まとめ】犬にピーナッツを与える際は気をつけよう!

何かを見つめる犬

犬にピーナッツを与える際は量と与え方には気をつけましょう。

ピーナッツを与えることは問題ないですが量が多いと消化不良や結石になる可能性は十分にあります。

与える際は殻や薄皮を取り除いて、茹でたものを与えると犬も食べやすくなります。

それにさえ気をつけていれば犬にとって美味しいおやつやおつまみになるでしょう!

おすすめの記事