うちの子庭で遊ばせる際、草ばっか食べているけど大丈夫かしら?と思ったことありませんか?
犬が草を食べて大丈夫?と思う方もいると思うので今回は犬が草を食べる理由とその時の注意点について解説していきます!
目次
犬が草を食べても大丈夫?
犬が草を食べて大丈夫?と思う方けっこういらっしゃると思います。
結論から言うと
犬が草を食べても大丈夫です。(有毒な植物以外はOK)
基本的に犬は草を食べても大丈夫な体質であることが多いです。
むしろ犬が草を食べるのは本能的なところでもあり、体調が悪い時やお腹の調子が悪い時にあえて草を食べて吐くことでスッキリさせようとするのです。
ただ、草と言っても毒性のある草もあるのでそれを口にしない限りは食べても大丈夫です。
なので、犬が草を食べているからといってもそこまで大きな心配をする必要はないです。
犬が草を食べる理由
ではなぜ犬は草を食べるのでしょうか?
犬が草を食べるのには4つの理由があります。
①草を食べるのが好きだから
ただ単純に草を食べるのが好きという子もよくいます。
犬としては草を噛みちぎって遊んでいる感覚であることが多く、好奇心や興味が湧いて口にしていることがあります。
遊び感覚で草を食べることもありますがお腹が空いているからという理由で草を食べることもあります。
②ビタミンを補給するため
食事に偏りがあると犬はビタミンや繊維質を得ようとして草を食べることがあります。
犬が狩猟をしていた時代は動物の内臓や骨などを食べてそこから栄養を補給していましたが今は飼育目的の犬が多いです。
そのため胃腸の調子が悪い時やムカムカする時にあえて草を食べて栄養を補給しようとします。
③胃腸の不調を治すため
犬は胃腸の調子が悪い時やムカムカとする時にあえて草を食べて吐こうとします。
吐くことでお腹の調子を整えたり体に入った異物を出そうとするので犬が草を食べるのはある意味自然な現象です。
ただ、吐く行為自体は犬の体に負担をかけることがあるので草を食べては吐くという行為が続くようであれば様子を見ましょう。
④ストレスを解消させるため
犬はストレスを感じると草を食べる行為に走ることもあります。
ストレス時の犬はいつもとは違う行動を取るので注意が必要です。
特に今まで草を食べるような子ではなかったのに草を食べ始めたならストレスが溜まっていたり体の不調を訴えているのかもしれません。
犬が草を食べる際の注意点
犬が草を食べる時の注意点ってどんなことがあるのかについて解説していきます!
①毒性の植物
特に毒のある植物を口にしないことです。
散歩の時に犬が生えていた毒性の植物を食べてしまったということがないようにする必要があります。
犬が食べてはいけない草
- アサガオ
- ツタ
- スイセン
- ワラビ
- スズラン
- チューリップ
- ユリ
- 菊
などが口にしてはいけない草です。
口にした場合、嘔吐や下痢、痙攣といった症状が現れますが最悪の場合は死に至るケースもあるので本当に注意が必要です。
②除草剤の撒かれた草
除草剤が撒かれているようなところは避けるようにしましょう。
特に線路沿いに生えている草なんかには除草剤が撒かれており口にした場合、下痢や嘔吐などの体調不良を訴える場合があります。
除草剤自体が人間にも良くない物なので、除草剤が撒かれているところは避けたり散歩時は気をつけてあげましょう。
③ウイルス・寄生虫
犬が食べる草にはウイルスや寄生虫なんかも潜んでいます。
犬が寄生虫に感染する経路としてこういった草を食べたことで感染したということがあります。
特にウイルスや寄生虫なんかは目に見えないサイズなので知らず知らずのうちに草むらで草を食べていることは危険です。
草むらにはこういったウイルスや寄生虫以外にもダニやノミなど犬にとっては天敵な生き物も多いので草むらに入れさせないようにしましょう。
犬が危険な草を食べた際の症状
犬がもし危険な草を食べてしまった場合どんな症状が見られるのかについて解説していきます。
危険な草を食べた際の症状
- 下痢や嘔吐
- 痙攣
- 呼吸困難
- 胃腸炎
- ぐったりする
- 食欲不振
- 意識がなくなる
- 腎臓機能の障害
などこういった症状を発症しやすいです。
特に草むらに生えている草は時より毒性の強いものが生えている>時もあるので注意していないと危険です。
またネギ科の植物を口にした場合、貧血を起こしやすく体がふらついたり、脈の動きが速くなったりすることもあります。
毒が強い場合や免疫力が低下している時は最悪の場合、死に至るケースがあるので気をつけましょう。
犬が危険な草を食べた際の対処法
こういった危険な草を食べたらどう対処すればいいのかについて解説していきます。
まずは落ち着かせて水を飲ませましょう。
水をたくさん飲ませることで毒の濃度を少しではありますが緩和することができるので応急処置としてやりましょう!
食べてから2時間以内に塩水またはオキシドールを使って吐かせることが大切です。
塩を使って吐かせる場合はスプーン2~3杯分、オキシドールを使って吐かせる場合は体重5kgに対して1ccが良いです。
吐かせることができない場合はそのまま動物病院に連れて行きましょう!
犬が草を食べないようにするには
犬が草を食べないようにするための方法について紹介します!
①草むらの中に連れて行かない
散歩時や外出時は犬を草むらに連れて行かないようにしましょう。
草むらには先ほど言った毒性のある植物が生えていることも多くそれ以外にもダニやノミといった虫も生息しています。
さらにはウイルスや寄生虫などの感染も怖いので草むらや草が多く生えている場所は避けるようにしましょう。
②危険な草を見つけたら避ける
犬にとって有害の草を見つけたら避けるようにしましょう。
特にアサガオやチューリップ、ユリなんかの植物は見れば一発でわかるので見つけたら犬が食べないようにリードを引っ張たりしてあげましょう。
犬は興味を持つととことん触ったり、口にしたりしようとするので早めに見つけて近づけさせないようにするのが大切です。
犬が草を食べる際は監視して!
犬が草を食べる時は監視しておくことが一番安心です。
別に草を食べてはいけないわけじゃなく危険な草を食べないように見張ったり、草むらに入らないようにさせることが大切です。
庭で草を食べる分にはまだしも家以外の場所はできるだけ避けるようにしましょう。
犬が草を食べる際は目を離さずしっかりと見守ってあげれば何かあった時も対処できるので監視してあげることが大切です!