愛犬の便が緩いのが何日も続くと心配になりますよね。
食べ合わせが悪かったのか、運動不足なのか、どこか身体の調子が悪いのだろうかなど気になると思います。
そんな悩みをお持ちの方に今回は愛犬の軟便の原因とその治し方を紹介していきます!
目次
犬の軟便の原因
ではなぜ犬は軟便をしてしまうのでしょうか?
犬が軟便する原因についていくつかまとめてみました!
①ストレス
犬が軟便するのにはストレスも関わっています。
犬のストレスの原因には以下のようなことが考えられます。
- 留守番が多い
- 慣れない環境
- 家族喧嘩が絶えない
- 飼い主にかまってもらえない
- 運動不足
- スキンシップが足りない
などがストレスの原因です。
もしいくつかあてはまる要素があれば見直してみてください。犬にストレスを与えているかもしれません。
逆に過度にスキンシップをしたり、触ったりすると犬も不快に感じストレスになることもあるので犬が嫌がらない程度に接してあげることも重要です。
②身体の冷え
人間でもそうですが身体の冷えからお腹を壊すことがありますよね。
犬も同じで身体が冷えることで軟便になりやすいです。特に外で飼っている犬だと夜冷え込んだりするとお腹を壊しやすいです。
子犬や高齢犬なら自分でうまく体温調節ができないのでなおさらお腹を壊しやすい傾向にあります。
なので、身体が冷えないよう毛布をかけてあげたり、服を着させるなどして防寒対策をすることが大切です。
③水分を多く摂りすぎている
水分を多く摂りすぎるのもお腹を壊し軟便になる原因です。
夏場なんかは暑くてよく水分補給をしますよね。ただ、多く飲みすぎてしまうと下痢をしたりお腹が緩くなってしまいます。
特に冷え冷えの水や氷を与えるとお腹を壊しやすくなるので注意しましょう。
④ドッグフードが合っていない
ドッグフードが合っていないことも軟便の原因になります。
犬種や身体の大きさ、口に合わないなどさまざまですが軟便になるのにはいつもと違うドッグフードやおやつを与えた場合はなりやすいです。
そのせいかうまく消化できず軟便になることが多いです。
なので、愛犬に合ったドッグフードを選び与えることが重要です。
⑤寄生虫やウイルスに感染している
寄生虫やウイルスに感染したことで軟便を引き起こすことはよくあります。
寄生虫やウイルスに感染する経路はさまざまですが多くは草を食べたことや拾い食いしたことで感染したというケースがほとんどです。
寄生虫やウイルスに感染すると軟便になるだけでなく元気がなくなったり、嘔吐や発熱などの体調不良も起こります。
軟便以外にもこういった症状が見られたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう!
犬の軟便は病気によるもの!?
犬が軟便になるのは病気によるものもあります。
病気の場合は主に寄生虫やウイルス感染、内臓疾患、腫瘍、炎症などが大きく関わっています。
寄生虫に感染した場合、胃腸障害や大腸・小腸が出血している場合が多く血便や便の色が黒いのが特徴です。
ウイルスに感染した場合は軟便だけでなく嘔吐や発熱、食欲不振、元気がなくなるといった症状も見られます。
ウイルス感染しないよう予防接種などをして予防することが大切です。
内臓疾患の場合は軟便時に血が混じっていたり、体調を悪そうにしている場合が多いです。
何日も続く場合は病院で適切な治療を受けるようにしましょう。
犬の軟便の原因を解決する食事はコレ!
犬の軟便の原因を解決する食事はいくつかありますがその中でも軟便や下痢時に良いと言われている食事を紹介していきます!
①ヨーグルト
ヨーグルトは便秘にも効果的ですが軟便や下痢時にも効きます。
ヨーグルトには腸内環境を整える作用があるため軟便や下痢時にはもってこいの食べ物です。
ヨーグルトは軟便時に食べるのも良いですが他にも口臭がひどい時に与えると臭いも抑えられるのでおすすめです!
※ただ、乳製品にアレルギーを持っている子に与えるのは避けましょう。
②リンゴ
リンゴにもヨーグルトと同様、腸内環境を整える作用があるため軟便時には良いとされています。
リンゴにはお腹の善玉菌を増やしてくれる作用があるためお腹の調子が悪い時や便が硬かったり、緩い時にはおすすめです。
リンゴは栄養価も高く消化吸収しやすいためぜひ与えてみてはいかがでしょうか。
与える際は丸ごと与えるのではなく食べやすいサイズにカットしたり、すりおろしとして与えるのがいいでしょう。
③さつまいも
さつまいもはビタミンや栄養価も高く、食物繊維も豊富なので腸内環境を整えるのには良いとされています。
そのためヨーグルトやリンゴと同じくお腹の調子が悪い時には効果的な食べ物です。
さつまいもを与える際は量とその時の体調には気をつけましょう。与え過ぎると消化不良を起こしてしまうので1日1本くらいを目安に与えると良いです。
犬が軟便にならないようにするには
犬が軟便にならないよにする対策について紹介していきます!
①身体を温める
まずは身体が冷えないようにすることです。
身体が冷えないよう毛布をかけてあげたり、外で飼っている犬なら服を着させてあげることで防寒対策ができます。
また冬場なんかは部屋が寒くならないようエアコンや暖房器具を活用して温めることで犬の身体を冷やさずに済みます。
②食事を見直す
犬に与えているドッグフードやおやつが合っているかなどを確認しましょう。
食べてすぐに吐いちゃう場合や体調が悪くなる場合は与えた食事が合っていない証拠です。
なので、今与えている食事が合っていないなら犬に合ったドッグフードを探すことから始めましょう。
③適度な運動を行う
適度に運動させることが大切になります。
軟便になる原因に運動不足も関係しているので最近散歩に連れて行かれなかったり、遊んであげられなかった場合は犬を外に連れて運動させましょう。
運動することで緩かった便も解消する方向に向かうので適度な運動をさせましょう。
④水分補給
軟便だからといっても水分補給は絶対にさせましょう。
ただ、多く摂らせるのではなく少量の水を何回か飲むようにしましょう。飲みすぎるとお腹を壊すことにも繋がります。
でも飲まないと脱水症状になる危険性もあるので適度に水を与えて飲ませることが大切になります。
犬の軟便の原因を早く知ろう!
犬の軟便の原因を早く知ることが大切です。
一時的なものならまだしも数日続くと病気の可能性もあるので注意が必要です。
軟便をしたら一度食事を見直したり、犬の体調を様子見しましょう。犬の健康状態に合わせて食事を与えることでも軟便は解消されることが多いです。
軟便の原因を早く知ることで適切な対策や治療もできるので軟便以外にも他の症状が出ている場合は早めに動物病院へ行くことをおすすめします!