愛犬が突然、血便をするようになったけど原因もどう予防や治療をすればいいかわからないという方けっこういらっしゃいます。
血便の原因は様々です。ただのストレスからくるものもあれば病気が関係していることも大いにあります。
なので、愛犬の血便の原因と愛犬が血便をしないようにする予防について紹介します。
目次
犬の血便はストレスが原因!?
犬が血便する原因の一つには『ストレス』が関係しているかもしれません。
人間もストレスを感じると体調が悪かったり、お腹を壊したりしますよね。それと同じで犬もストレスを感じると何かしらの形で体に異変が起きます。
犬がストレスを感じる時はこんな時かもしれません。
- 引っ越し
- 家庭内での喧嘩
- 留守番が多い
- 散歩の回数が少ない
- 新しいペットが増えてそっちばかりが可愛がられている
こういったことがストレスに繋がります。まだあるとは思いますがここらへんにしておきます。もし当てはまるのであれば注意してください。
ストレスが原因で血便をすることはあるのでまずはあなたが愛犬にストレスを与えていないかもう一度見直してみてください!
血便が何度も続くようならそれは病気の可能性があるので早めの対処が必要です!
犬の血便は病気が関わっている!?
犬の血便には病気が関わっていることが大いにあります。
ストレスが原因もありますが病気が関わっている場合の方がよく見られます。
なので、血便する際に関わる病気がどんなものなのかを紹介します!
①細菌感染
よくあるのがこの細菌感染で『細菌性腸炎』というものを発症している場合があります。
犬はよく草を食べたりして知らぬ間に細菌を体内に取り込んでいる場合が多くその時に感染します。
細菌性腸炎の症状には
- 血便
- 下痢や嘔吐
- 脱水症状
- 元気がなくなる
といった症状が見られます。
散歩の時や外で遊んでいる時は犬が草を食べたり、草むらの中に入らないようにさせることが大切になります。
②腫瘍
腫瘍によって血便を起こしている可能性もあります。
大腸に腫瘍があると赤い血が混じった便を出すのが特徴です。大腸にできる腫瘍には腺癌、リンパ腫、平滑筋腫などが考えられます。
これらの症状には
- 下痢や便秘
- 血便
- 体が瘦せる
といった症状が見られます。
最初は気づきにくいかもしれませんが血便や便の状態が通常とは異なる日が続くようなら大腸に何か起こっていることがあるので様子を見ましょう。
③胃や十二指腸のポリープ
胃や十二指腸のポリープや潰瘍は黒い血が混じった便を出すことが特徴です。
特に黒い血が混じった便を出す場合は症状が深刻化しているのですぐさま動物病院に連れて行くことが先決です。
胃や十二指腸のポリープなんかの症状には
- 食欲不振
- 元気がなくなる
- 嘔吐
- 黒い血が混じった便を出す
といった症状が見られます。
黒い血が混じった便を出して初めて気づいた時には深刻化した状態の後なので、定期的な健診を受けることが早期発見に繋がります。
④寄生虫
寄生虫によって血便を出す場合もよくあります。
その時の便の状態としてはゼリー状の便が出て、さらに血が混じっていることも多いです。
寄生虫による症状は
- 血便
- ゼリー状の便が出る
- 嘔吐
- 貧血
といった症状が見られます。
寄生虫が感染していると思われる場合は便が特徴的だったり、栄養失調から体が瘦せることも特徴的です。
なので、動物病院で検便をしてもらうことがおすすめです!
⑤胃炎
胃炎により血便が出る場合もあります。
特に重度になると黒い血が混じった便を出すことが特徴的です。
胃炎の症状には
- 血便
- 下痢や嘔吐
- 元気がなくなる
- 食欲不振
といった症状が見られます。
胃炎は重症化すると命にも関わってくるので便の状態から判断して危険と思ったらすぐに動物病院に連れて行くことが大事です。
犬が血便した時の対処法
突然、犬が血便した時どう対処すればいいかわからないですよね。
でもまずは慌てずにやるべきことがあるのでそれを紹介していきます。
①便の状態を確認する
まずは便の状態を確認してください!
特に確認するポイントとしては
✅便の色
赤い色、黒くて血が混じった便している、茶色っぽいなど...
✅便の形状
硬い、軟便、水っぽい、ゼリー状など...
✅血便の頻度
数日続いている、今回が初めて、1日に3回ほど血便をしているなど...
まずは便の様子を細かく確認することで動物病院に連れて行った時に詳細を獣医に伝え適切な治療を受けられます。
②犬の様子を確認する
便の状態もそうですが犬の体調も確認してください!
血便しても元気そうなら一時的なものの可能性が高いですが血便とともに体調が悪そうなら動物病院で治療を受ける必要があります。
特に
- 元気がない
- 血便以外にも嘔吐や脱水症状などが見られる
- 食欲がない
- ぐったりしている
- 体が痩せている
などの症状が見られたら病気の可能性が十分にあります。
なので、血便以外にもこういった症状を発症しているのなら動物病院に連れていく必要があります。
③動物病院で治療を受けさせる
最後は動物病院で治療を受ける必要があります。
病気の場合、自分で何とかしようと思ってもなかなか難しいところがあります。飼い主としては健康的な食事を与えることや見守るくらいのことしかできないです。
動物病院で検査を受け、病気に見合った治療法と薬を使って治す必要があります。
その際に先ほどの便の状態や犬の様子を獣医に伝えるだけでも病名を特定しやすくなるのでそこは必ず行ってください!
愛犬が血便をした時は様子を見て!
愛犬が血便をした時はまず様子を見ましょう。
1日限りならどうってことないですが数日続く場合は病気が原因であることがほとんどです。
愛犬が血便をした時は
- 便の状態を確認する
- 犬の健康状態を確認する
- 消化に良いものを摂り入れさせる
- 動物病院で診てもらう
こういった取り組みが重要です。
あとは血便を防ぐためにも定期的に健康診断を受けさせることが深刻化を防ぐことに繋がります。
飼い主の取り組み次第では犬も元気を取り戻します!