全速力で走る犬
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犬を飼っていれば誰にでも起こり得るのが犬の脱走です。

室内犬ならまだしも外で飼っていると目が届かない時ってどうしてもありますよね。

犬が脱走するとなかなか見つからず不安になる飼い主も多いのではないでしょうか?

今回は、もし万が一犬が脱走した場合にどうするべきかや愛犬の探し方、犬が脱走しないための対策なんかを紹介していきます!

犬が脱走する5つの理由

舌を出しながら走る犬

犬が脱走するのはいくつか理由があります。

その理由を5つ紹介していきます!

①遊び感覚で脱走してしまう

犬が脱走する理由の一つには『遊び感覚』ということが考えられます。

ノーリードで自由に動き回ることができ、いろんなところを自由に走れることに楽しみを感じた犬は脱走行為そのものが楽しいと感じるのです。

こういったことが続くと脱走する癖がついてしまうため脱走を繰り返すようになります。

②外の世界に興味がある

犬が脱走する理由に『外の世界に興味を示している』ことも考えられます。

犬にとっては自分が知らない外の世界に興味を持ちそれが楽しいと感じてしまうと脱走することがあります。

例えば、大きな音がした場所散歩時に立ち寄ろうとする場所などです。

好奇心旺盛な犬ほど普段あまり経験しないような外の世界に足を踏み入れようとします。

③運動不足によるストレス

散歩の回数が極端に少なかったり、1日ずっとゲージの中で過ごすことで運動不足になりそれが犬にとってストレスになることがあります。

その結果、ストレスでもっと走り回りたい、自由に動き回りたいという気持ちから衝動的に動き脱走してしまうのです。

特に散歩不足によるストレスはこういった気持ちになりやすく脱走する原因にもなるので注意しましょう。

④犬の本能

犬の脱走の理由には本能的な部分も関係しています。

去勢をしていないオス犬が発情中のメス犬のフェロモンに惹きつけられ追いかけてしまうケースがあります。

そういった場合、本能が赴くままにメス犬を追い求めるため自然と脱走してしまうことに繋がります。

⑤大きな音によるパニック状態

大きな音にビックリしてパニック状態になり外に飛び出してしまうことがあります。

例えば、雷の音や工事の音、サイレンの音などです。

特に臆病な犬に見られ、脱走するつもりで逃げたわけではないのに勢い良く逃げたせいか場所がわからなくなってしまい結果的に脱走したことに繋がってしまうことがあります。

犬が脱走したらまずすべきことは?

外を走り回る犬

では万が一、犬が脱走したら何を最初にすべきでしょうか?

犬が脱走した際にまずすべきことについて紹介します!

①市役所・保健所・動物愛護センターにお問い合わせする

犬が脱走した場合はまず市役所・保健所・動物愛護センターにお問い合わせしましょう。

というのも犬の場合、狂犬病対策関連の法律から野良犬の確保・殺処分が行われています。

そのため飼い主の方から直接問い合わせをしないと野良犬として確保や殺処分が行われてしまうのです。

なので、犬が脱走した際は市役所・保健所・動物愛護センターに問い合わせて保護してもらったり捜索してもらうようにしましょう。

②警察に連絡する

市役所・保健所・動物愛護センターにお問い合わせすると同時に警察にも連絡しましょう。

警察に連絡することで保護してもらったり、脱走した犬の情報をもとに捜索してくれることもあります。

なので、犬が脱走した際は警察にも連絡を入れるようにすると良いです。

③動物病院に連絡する

犬が脱走して事故に遭ったところを誰かが保護し、動物病院に送り込んでいる可能性もあります。

レアなケースかもしれませんが一応、動物病院に確認の連絡を入れるようにしましょう。

④SNSで情報を提供する

twitter、instagram、facebookなどを活用して脱走した犬の情報を提供するようにしましょう。

SNSに情報を提供することで気軽に拡散してもらえ、協力してくれる人も出てくるのでぜひ使っていく必要があります。

SNS上で拡散してもらえるとその犬を見かけたという人の声や、その犬の首輪らしきものを発見したなどの情報もわずかながら手に入りやすくなります。

犬が脱走した際の探し方

舌を出して疲れた様子の犬

犬が脱走した際の探し方について紹介していきます!

①ポスター・チラシを作成し配布

迷子の犬のポスター・チラシを作成し近隣に配布することも効果的です。

飼い主だけで遠くまで探すには限界があるため近隣などの多くの人に配布することで些細な情報でも手に入りやすくなります。

ポスター・チラシを作成する際は以下の項目に気をつけて作成しましょう。

  • 犬の顔写真
  • 犬種
  • 名前
  • 脱走した場所
  • 脱走時の格好、身につけていた物
  • 犬を見つけた際の連絡先(電話番号・メールアドレス等)

SNSでの発信と同時に人がよく横行する場所で配布すると良いです!

②よく行く場所を訪れてみる

愛犬と遊びに行く公園や広場、自宅周辺を訪れてみることです。

犬はよく行く場所や思い入れのある場所に行って遊んだりするので飼い主であるあなたが思いつく限りいろんな場所をあたってみましょう。

もしかしたらいるという可能性もあるため思い当たるような場所があればまずは訪れて探すことが大事です。

③犬の名前を呼びながら散歩コースを辿る

犬の名前を呼びながら散歩コースを辿ってみるのも一つの手です。

普段からよく通る道や近場に脱走したという可能性もあるので犬の名前を呼びながら探してみると良いです。

散歩コースとその周辺を探してもいない場合はもう少し捜索範囲を広げて同じことをしてみてください。

犬も道に迷ってぜんぜん知らない道を歩いている可能性があります。

犬が脱走しないようにする方法

首輪で結ばれた犬

次に犬が脱走しないようにする方法について紹介していきます!

①飼育環境を整える

まずは飼育環境を整えることが大切です。

例えば、以下のようなことをしてみましょう。

  • 犬の脱走経路を塞いでおく
  • 門の鍵をしっかり閉めておく
  • 飛び越えないようフェンスを設けておく
  • 重量のある重りをつけて脱走しにくくする

といった取り組みをしてみましょう。

こういった飼育環境を整えるだけでも犬の脱走は減らすことができます。

②しつけをし直す

犬のしつけをし直すことも大切です。

『待て』、『ハウス』、『おいで』といったコマンドに対して犬がきちんと反応できるようしつけをきっちり行う必要があります。

犬の基本的なしつけ方に関しては

https://dog-happiness.com/2019/10/24/%e7%b5%b6%e5%af%be%e3%81%ab%e3%82%84%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%8a%e3%81%8f%e3%81%b9%e3%81%8d%e7%8a%ac%e3%81%ae%e3%81%97%e3%81%a4%e3%81%91%e6%96%b9%ef%bc%81%e7%8a%ac%e3%81%ae%e3%81%97%e3%81%a4%e3%81%91/

こちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。

③愛犬とのコミュニケーションを取るようにする

愛犬がストレスを抱えないように遊んであげたり散歩の回数を少し多くしてあげるだけで犬とのコミュニケーションが取りやすくなります。

他にも犬の留守番時間を短くしたりブラッシングやお風呂に入れたりなどのケアを増やすことでもコミュニケーションは取れます。

ちょっとしたことでもいいので犬が飼い主に寄り添う形を作ってあげると脱走することも減っていきます。

④自分の犬だとわかるものを身につけさせる

もし仮に脱走しても自分の犬だとわかるようなものを身につけさせておくことで発見しやすくなります。

名前が刻まれた首輪だったり、特徴的な服装などの目印があるとなお良いです。

最近ではマイクロチップなんかで発見しやすくもなっています。

犬にマイクロチップのメリットに関しては

https://dog-happiness.com/2020/02/08/%e7%8a%ac%e3%81%ab%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%81%e3%83%83%e3%83%97%e3%81%af%e8%89%af%e3%81%84%ef%bc%9f%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%87%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88/

こちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。

脱走した犬はどこに行くの?

浜辺を走る犬

脱走した犬はどこに行くかはわかりませんが犬は記憶している場所に行きたがります。

例えば、散歩中に気になる匂いのある場所やよく大きな音がする場所なんかに足を運ぼうとします。

よく散歩中に匂いをかいでいてなかなか離れない時がありますよね?

それは犬にとって気になる場所でありそこに目印として匂いをつけているのです。

忘れないためにも匂いをつけておくことでまた行きやすい状況を作っているのです。

実際のところ脱走した犬はどこに行くかわかりませんがそういった思い入れのある場所には行く確率が高いです。

【まとめ】犬の飼育環境を見直そう!

フェンスに前足をかける犬

犬が脱走しないようにするには飼育環境をしっかり見直すことが良さそうです。

犬はとっさの行動を起こすことがあるので飼い主でも読めないところがあります。

その時に飼育環境が整っていると脱走することが減るので普段からしつけもそうですが犬の様子をしっかり観察しておくことが大切です。

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