警戒しているロットワイラー
Pocket
LINEで送る

最近、うちの子が後ろ足を小刻みに震えだすようになったと不安を感じている方いませんか?

もしかしたらそれ"老化の始まり"か"他の原因"が考えられます。

今回は犬の後ろ足が震える原因と家でもできる対処法について紹介します。

犬の後ろ足が震えるのは老化の始まり?

上の方を見つめる犬

犬の後ろ足が震えるのはたしかに老化の始まりでもあります。

自分の犬の年齢が10歳を超えているようなら老犬です。なので、老化症状が見られてもおかしくはないです。

犬も年齢を重ねるにつれて足腰の筋力が低下していきます。それにより体を支えるのが困難になり足を震わすのです。

特に後ろ足から震えだすことが多く歩いている時や立ち止まる時に震えていたり、走っている時によくこけるなどが見られます。

後ろ足を震わすこと以外にもこんな症状が見られたら明らかに老化の始まりです。

老化のサイン

  • 目が白くなり始めてきた(白内障)
  • ご飯を食べるスピードが遅くなった
  • トイレをするのに苦労している
  • よく寝るようになった
  • 同じところを徘徊する(認知症の疑いあり)

後ろ足を震わす以外にもこれらの症状が見られたら老化が始まっているので無理はさせないようにしましょう。

犬の後ろ足が震えるのにはこんな原因も!

警戒しているフレンチブルドッグ

犬の後ろ足が震えるのには老化だけではないです。若い犬だって足を震わすことがあるので一概に老化とは言えないです。

なので、犬が足を震わす他の原因について紹介します。

①寒いから

ただ単純に寒いからという理由も考えられます。

人間だって寒いと震えたりしますよね。あれと同じです。

犬の場合、服を着ていないようなものなので寒いとすぐに震え始めます。特に足から震えだすことが多いです。

冬なんかは寒いので後ろ足が震えることはよく見られる現象です。

②恐怖を感じているから

犬がトラウマに感じた出来事や知らないうちの犬に吠えられたなどの恐怖によって後ろ足を震わすこともあります。

例えば、散歩の途中で知らない犬に吠えられた、知らない人に触られそうになった、動物病院に行くことがわかった時などに震え始めます。

こういった恐怖や不安から震えだすことが大いにあります。

③怪我をしているから

足を怪我している場合も震えだすことがあります。

散歩の途中で足にトゲが刺さった、転んだ時に足を擦りむいたなどによる痛みから震えが止まらないということもあります。

なので、散歩の途中や室内でも急に足を震えだしていたら足のどこかを怪我している可能性が十分にあるので確認してあげてください!

犬の後ろ足が震えるのは病気の可能性がある!?

毛布の上でリラックスしているシュワイツァー

犬が後ろ足を震わすのは病気の可能性もあります。

怪我もしていない、別に寒くもない、恐怖を感じている様子でもない場合は病気によるものかもしれません。

考えられる病気について以下にまとめてみました!

①ヘルニア

ヘルニアを患うと足が震え始めます。ヘルニアにも種類はたくさんありますが主に椎間板ヘルニアが多いです。

足が震えること以外にも足がもつれたり、痛みを伴ったりするのも良くみられる症状です。

コーギーやダックスフンドといった犬種はヘルニアになりやすいので注意しましょう。

初期症状として後ろ足が震えだしますが進行していくと散歩や外に行きたがらず、動かなくなります。

犬のヘルニアの症状や治療法関しては

https://dog-happiness.com/2019/10/10/%e3%80%90%e6%84%9b%e7%8a%ac%e3%81%8c%e3%83%98%e3%83%ab%e3%83%8b%e3%82%a2%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%81%a3%e3%81%9f%ef%bc%81%ef%bc%9f%e3%80%91%e3%81%9d%e3%81%ae%e6%b2%bb%e7%99%82%e6%b3%95%e3%81%a8%e9%a3%bc/

こちらの記事で紹介しているのでご覧ください!

②低血糖症

血糖値が下がることで犬は震えだすことがあります。足が震えたり、下半身が急に動かなくなることもよくあります。

低血糖症は血液中の糖分の不足によって起こります。特に子犬や大型犬なんかは低血糖になりやすいので注意しましょう。

主に空腹や過度な運動により低血糖症を引き起こしやすいのでこういったところには気をつけてください。

犬の低血糖症の症状や対処法に関しては

https://dog-happiness.com/2019/11/23/%e5%ad%90%e7%8a%ac%e3%81%af%e4%bd%8e%e8%a1%80%e7%b3%96%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8a%e3%82%84%e3%81%99%e3%81%84%ef%bc%81%ef%bc%9f%e4%bd%8e%e8%a1%80%e7%b3%96%e3%81%ae%e7%97%87%e7%8a%b6%e3%81%a8%e6%b2%bb/

こちらの記事で紹介しているのでご覧ください!

③尿毒症

尿毒症は腎臓の機能が低下することで体内に老廃物が残り毒素が溜まってしまう病気です。

尿毒症の症状としては食欲不振、下痢や嘔吐、痙攣、足腰の震えなどが見られます。

慢性腎不全が悪化したことによってもたらされる症状なので、腎不全を患っている犬は特に注意が必要です。

④脳腫瘍

犬が歳を取って発症しやすい病気の一つが脳腫瘍です。

脳腫瘍になると全身の痙攣、足が震えたり、ふらつきが現れたりします。ひどい時は動けなくなり寝たきり状態になる場合もあるので恐ろしい病気なのです。

ゴールデンレトリーバーや短頭の犬種がよく脳腫瘍を患いやすいので注意しましょう。

⑤てんかん

てんかんを突然発症し足を震わせたり、痙攣を起こすことがあります。

てんかんの場合は急に起こるので普段から足が震えていることとは程遠いですが命の危険があります。

てんかんは予防することも難しく患ってしまったら再発する可能性は十分にあります。

痙攣や足の震え自体は1分~3分以内に治まることが多くそれ以上続く場合は命の危険があるため動物病院に連れて行く必要があります。

犬の後ろ足が震えることの対処法は?

トレーニングで歩いているダックスフンド

犬の後ろ足が震えることの対処法について解説していきます。家でも簡単に行えるので実践してみてください!

①室内を温める

寒いことで犬は足を震わすことが多々あるので寒い日はエアコンやヒーターなどを活用して室内を温めましょう。

外は寒いですがせめて室内にいる時は温めてあげるだけで足の震えも収まります。

寝る時は毛布をかけてあげるなどの配慮をしてあげるだけでも震えが収まりますのでやってあげましょう!

②マッサージをしてあげる

適度に運動をさせてあげることも大切ですがマッサージなどのスキンシップも交えましょう。

マッサージをしてあげるだけでも筋力低下を防ぎ、足の震えや痙攣を防ぐことにも繋がります。

またマッサージをしてあげることで飼い主とのコミュニケーションも図れるのでおすすめです。

こんな感じでマッサージをしてあげるだけでも足の震えを軽減させることに繋がります。

③適度に運動させる

適度に運動させることで足腰の筋力低下を防ぎます。

散歩もルートはそんなに長くなくても回数を増やしてあげることで疲れずに適度な運動をさせることができます。

老犬でも適度に散歩をさせたり、外で軽い運動をしてあげることが筋力を維持でき足の震えを徐々に改善していくことに繋がります。

④動物病院に連れて行く

もし足の震えが止まらない(数日続く)ようなら一度、動物病院で診察を受けることをおすすめします。

動物病院なら適切な治療、精密な検査もできるため原因も特定しやすいです。

それに原因がはっきりとすればそれに特化した対処法を行えば徐々に改善の兆しも出てくるので動物病院に連れて行くことも良いでしょう。

犬が後ろ足を震わせていたら見逃さないで!

腕に顎をのせる子犬のフレンチブルドッグ

もし愛犬が足を震わす様子があったら必ず様子を確認しましょう。

歳を取っている犬なら老化症状ということも考えられますがまだ若い犬で足を震わすようなら怪我や病気の可能性もあります。

寒い日でもないし何かを恐れている様子でもない場合これらが関係しているので注意しましょう。

必ずしも老化が原因ではないので見逃さないことが重要です。

おすすめの記事