最近、うちの子の口臭がきついと悩んだりしていませんか?
犬の口臭の原因はさまざまですが中には病気によるものもあります。愛犬が重篤な病気にかかっていたら嫌ですよね。
なので、今回は犬の口臭でどんな病気が関係しているのかやその対策について紹介していきます。
目次
犬の口臭がひどいのって病気のサイン?
犬の口臭がひどいのって病気かどうかはまだわからないところです。
というのも歯石が溜まって口臭がきつくなっている場合もあるし、食糞で一時的な臭いを発している場合もあるからです。
ただ、1ヵ月も口臭のひどさが続くようであれば病気の可能性も十分に考えられます。
一度、動物病院で精密な検査を受けることで病気を患っているかは確認できるので口臭のひどさが気になる場合は動物病院で診てもらうことをおすすめします。
犬の場合、歯石が溜まりやすい構造になっているので口臭の原因はそれかもしれません!
犬の口臭に関係している病気はコレ!
犬の口臭で病気によるものの場合、どんな病気が関係しているかについて紹介します!
①歯周病
これが一番多いといっても過言ではありません。
犬の場合、歯と歯茎の間に歯垢が溜まりやすく2~3日もすれば歯垢が歯石に変わます。
この歯石は歯茎に炎症を起こし、悪化すると歯が抜けたり骨が溶けるなど重篤な症状を引き起こします。
炎症が歯周組織まで影響を及ぼすと歯周病となり炎症による膿などが口臭の原因を生み出しているのです。
②腎臓疾患
口臭がアンモニア臭のような臭いの場合、腎臓疾患の可能性があります。
腎臓や肝臓に何らかの疾患が起きておりこの原因としては老廃物がきちんと排出できておらず体内に残っていることが関係しています。
年齢を重ねるにつれ腎臓や肝臓の機能が低下するため老廃物を処理できなくなっています。
老犬の口臭がきつい場合はこの腎臓疾患が考えられます。
③副鼻腔炎
この副鼻腔炎も犬の口臭と関係があります。
副鼻腔炎とは鼻の奥にある副鼻腔という器官が炎症を起こすことです。
この副鼻腔炎が悪化すると蓄膿症と言われる病気を発症し副鼻腔に膿が溜まりやすくなります。
その膿が溜まったことで口臭の原因を作っている場合があります。
④尿毒症
尿毒症も口臭と関係があります。
尿毒症とは腎臓のろ過機能が低下し老廃物を体内に残してしまい有毒物質が体内に周り臓器障害を起こす病気のことです。
特にアンモニア臭がする場合、この尿毒症が関係していることも多く悪化すると痙攣や昏睡状態に陥ることもある病気です。
犬の口臭が病気による時の対処法って?
犬の口臭が病気による場合の対処法ってどうすればいいの?ってなりますよね。
基本一人ではなにもすることができないため動物病院できちんと治療を受けることが大切です。
上記のような病気を予防することはできますが患ってしまった場合は動物病院で治療を受け処方された薬で対処するしかないです。
最初は病気かどうかもわからないため口臭が気になる方は一度、動物病院で検査を受けることで体の異常を発見できます。
犬の口臭が病気じゃない時の対処法って?
動物病院にも行って病気ではないと診断された場合、どう口臭を治していくかについて解説していきます。
①歯を磨く
病気じゃない場合、口臭がきついのは口の中の歯石や歯垢が原因なので徹底的に歯を磨く必要があります。
まずは歯を磨いて歯垢を落とすことで歯周病の悪化を防ぎます。
歯にくっついた歯石を取るのにはスケーラーや鉗子を使って取り除いていきます。
歯石除去の仕方に関しては
こちらの記事で紹介しているのでご覧ください!
口臭がきつい場合、1日の歯磨きの回数は2回を目安に行いましょう!
②犬用のガムを噛ませる
歯垢を付きにくくするという点ではデンタルガムなんかも有効です。
デンタルガムを噛むことで歯石のもととなる歯垢を落とすことができるので歯石にならずに済みます。
デンタルガムはおやつ感覚で与えることができ歯周病や歯垢を落としてくれるため口臭対策としては非常に良いです。
③サプリメントを飲む
サプリメントを飲むことも口臭には良いです。
口の中もそうですが腸内環境を整えるといった点でもサプリメントは有効なため腎臓疾患で口臭がひどい子なんかにも効果的です。
サプリメントを飲むことで免疫力もアップするので口内にいる細菌の増殖を防ぐこともできます。
④ヨーグルトを与える
口臭対策としてヨーグルトを与えることも大切です。
口の中の臭いを抑える他にヨーグルトは腸内環境を整え、善玉菌を増やしてくれる働きがあるため病気で口臭がひどい子なんかにも有効です。
ヨーグルトには消化を助ける酵素が多く含まれているので口臭だけでなく腸の調子が悪い時なんかにも効きます。
愛犬の口臭がひどい時には口臭を疑うべき!
愛犬の口臭がひどい時は病気も疑うべきです。
口臭がひどいだけじゃ歯磨きを最近していなかっただけでしょと思いがちですが裏に病気が潜んでいる場合もけっこう見られます。
なので、1ヵ月して口臭の臭いがおさまらないようなら一度、動物病院で検査を受けることをおすすめします。
病院ならはっきりと原因が特定できることが多いので飼い主としても対策がしやすく犬を病気から守ることができます!