愛犬が元気ないとただ疲れているだけなのか、それとも病気によるものなのかと飼い主も不安になりますよね。
1日限りならまだしも連日だと病気の疑いも考えられます。
なので、今回は愛犬が元気のない原因と元気を取り戻すような方法について紹介していきます!
目次
犬の元気がない5つの理由
元気がないのはただ疲れている場合と病気で元気をなくしている場合があります。
何が原因で元気がないのかわからないと思うので以下に挙げた5つの原因のうち該当するものがないか確かめてみてください!
①ケガ
元気がないのはケガをしていていることも考えられます。
例えば、足をケガしているとしたら散歩も嫌がるしましてや立つことにも抵抗を感じるでしょう。
なので、寝ていたり普段とは違った様子を取ることもあります。
どこかを痛がる様子や足を引きずる様子などいつもとは違った様子が見られたらすぐに確認してあげてください!
②ストレス
元気がないのはストレスによることもあります。
ストレスの原因は犬自身だけでなく犬も周りの環境も考えられます。具体的には以下の要素が考えられます。
- 引っ越し
- 家族内の喧嘩が激しい
- 狭い空間で過ごす
- 留守番が多い
- 病院に行く(ワクチン、手術、通院など)
- お風呂(シャンプー)
これらの要素がストレスの原因になっています。上記に挙げたようなことをしていませんか?
もう一度確認してみてください。自分にとっては普通の話かもしれませんが犬にとってみればストレスを与えている可能性もあります。
③老化
年を取ると犬もだんだんと元気がなくなります。
体が老いていくため昔のようにはしゃいだり、散歩をせがむような姿も見られなくなります。
落ち着いてたり、元気がないように見えるかもしれませんが年で昔のようには活発に動けなくなっているだけです。
ただし、ぐったりしていて食べてもくれない、水も飲まないとなるとそれは病気の可能性があるので注意してください!
④病気
元気がないのは病気による可能性も大いに考えられます。
病気の場合は、ずっと体調が悪そうな感じです。ただ疲れている場合は1日や2日で治ることがあります。
病気の時は元気がないのと同時に食べなかったり、水を飲まない、散歩も嫌がるので愛犬をよく観察してみてください。
数日、元気がない状態が続いたら病気の可能性もあるので気をつけてください!
⑤季節や気候
あんまりないと思うのですが季節や気候の変わり目で元気がないという場合もあります。
例えば、夏のようなじめじめとした暑さや冬のような猛烈な寒さ、梅雨のような雨が長続きすることに不快を感じていることがあります。
元気がないのは病気や疲れていること以外にも季節の変わり目で気温が上がったり、下がったりしていることで元気をなくしていることがあります。
元気がない犬の健康状態
次に元気がない犬の健康状態とそこから考えられる病気について紹介していきます!
以下に挙げた健康状態が連日見られるようならそれに応じた病気の可能性があるので注意しましょう。
①食べない
病気によって『食べない』という行動をとる犬もいます。
特に病気で食べない時は内臓や呼吸器の病気が多いです。熱が出ている場合は感染症にかかっていることが多いので動物病院で診てもらいましょう。
あとは呼吸困難で食べない時もあります。
- ケンネルコフ
- 気管支炎
- 喘息
ここらへんが呼吸困難でよく見られる病気です。
- 心不全
- 肺炎
- がん
- フィラリア症
- 腸閉塞
ここらへんが内臓系の病気として有名な病気ですね。
食べない状態が何日か続いたら病気の可能性が十分考えられるのでまずは動物病院で診察を受け病気かをチェックすることが大切です。
②尿の回数が減る・多飲多尿
元気がなくておしっこもあまりしないとなると病気が考えられます。
ただ疲れている場合でもいつものようには動かないだけですがおしっこの回数が減ったり中には多飲多尿をするとなるといくつか当てはまる病気があります。
- 腎不全
- 膀胱炎
- 糸球体腎炎
- 尿路結石
ここらへんが関係してきます。
特に腎不全は気づきにくい病気でもあるのでいつもと様子が変だと思ったら動物病院で診察を受け血液検査なども行ってもらうとなお良いかと思います。
血液の状態から正常かそうでないかがわかるため可能ならこういった検査を受けることもおすすめします。
③下痢・血便
1日に何回も下痢をしたり、軟便、血便が出るのは病気のサインでもあります。
もちろん、季節の変わり目で急激にお腹を壊したりストレスから下痢や軟便、嘔吐といった症状を伴う可能性は十分あります。
しかし、病気の場合だといくつか考えられる病気があります。
- 膀胱炎
- 腎臓病
- 胃腸炎
このあたりがよく考えられます。
散歩中の排泄物の状態やおしっこの色や臭いなどからいつもと違う状況が続くようならこれらの病気の可能性があるので注意してください。
④ぐったりしている
元気がない状態でただぐったりしているいる時は病気によってあまり動かない場合があります。
内臓もそうですが肺の病気、感染症がよく考えられます。
- ケンネルコフ
- フィラリア
- 肺炎
- 肺水腫
- 腎不全
このあたりがよく考えられます。
ぐったりしている日が何日も続くようならただの体調不良や疲れだけではないと判断してもいいでしょう。
数日続くようなら動物病院での診察が必要です。
犬の元気を取り戻す方法
愛犬がぐったりしていたり、調子が悪そうな感じが続くのは犬にとっても飼い主にとっても不安が生まれますよね。
なので、犬が元気を取り戻すための方法について紹介していきます!
①散歩や遊んであげる
ただ元気がなくて退屈そうにしている場合は外へ連れていき散歩や遊んであげることで犬も元気を取り戻すことがあります。
人間だってつまらない時や退屈にしている時ほど遊びに行くことで気分が良くなってきますよね!
それと同じで犬もそういった感情はあるので遊んであげたり、散歩してあげることで犬もいつものように元気を取り戻します。
特に留守番が多かった時や何かを我慢させていた時に遊んであげたり、散歩に連れて行くことでストレスの発散にもなります。
②動物病院で治療を受けさせる
特に病気で元気がない場合は自分でも対処できないことが多いので動物病院で治療を受けさせてあげましょう。
動物病院で診察を受けて適切な治療と薬の処方がされるので少しは元気を取り戻すことができます。
また、動物病院で診察を受けることで何が原因でどんな対処をするべきなのかも見えてくるので飼い主としても対策をしやすいです。
③健康的な食事を摂らせる
元気がなくて食欲不振に走ってしまうとさらに体調が悪くなったり、別の病気を引き起こす危険性にも繋がります。
なので、元気がなくとも栄養のある食事を与えることで健康を維持することはできます。ただし、おやつは適度に与えましょう。
与え過ぎると犬も変な解釈をして毎日もらえるものだと期待し飼い主の言う事を聞かなくなります。
特に急な体調不良から下痢や嘔吐をした際は半日絶食をさせたり、ドライフードをお湯でふやかしたり、ヨーグルトを与えると体調も良い方向に向かいます。
愛犬を元気にさせよう!
元気のない姿を見るのは飼い主も不安になります。
病気なんじゃないかと思うことがありますがまずは様子を見てあげましょう。ただ疲れていつもみたい活発に動かないだけの時もあります。
なので、数日様子を見てそれでもぐったりしている様子や散歩中の排泄物の状態(色、臭い、形)が違うのであれば一回動物病院で診察を受けることがいいです。
ご飯や水はしっかり飲んでくれるけど、元気がないのは日頃のストレスかもしれないのでそういう時は外で遊んであげたり、いつもとは違うコースで散歩に連れて行くのも良いです。
愛犬には元気を取り戻してもらうように努めることも飼い主の役目でもあります!