【愛犬がヘルニアになった!?】その治療法と飼い主ができることとは
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愛犬が最近、変な歩き方をしている、抱っこを嫌がる、変な姿勢と悩んでいる方いませんか?

もしかしたらそれへルニアの可能性があります。

今回は、ヘルニアの主な症状とヘルニアになった際の治療法や予防について紹介していきます!

犬がヘルニアになるとどんな症状になる?

ヘルニアにもいくつか種類があり軽度のものから重度のものまであります。

しかし、多くの場合飼い主も気づかないことが多いです。そこでヘルニアの初期症状ともいえるようなしぐさを以下にまとめてみました!

犬のヘルニアの症状

  • 歩き方が変
  • 背中を丸める
  • 抱っこを嫌がる
  • 散歩を嫌がる
  • 首をうなだれて歩く
  • 排泄に苦労する

こんな症状が見られたらヘルニアの危険性があります。

これは犬がヘルニアになった時によくとる行動です。なのでいくつか当てはまるようでしたら要注意です!!

犬のヘルニアは飼い主でも気づきにくいことが多々あるのでもしかしたら...と思ったら動物病院で診察を受けてみるのもいいです。

ヘルニアは時間が経つにつれ症状が重くなるので早いうちに治療するべきです。

犬のヘルニアの5つのグレード

犬のヘルニアには椎間板ヘルニアと言われるものがあります。

この椎間板ヘルニアになってしまう犬が多いのです。椎間板ヘルニアには5つのグレードがあってそれに応じて症状が重くなっていきます。

その5つのグレードについて紹介していきます。

①グレード1

散歩や外で遊ぶのを嫌がるようになります。脊椎に強い痛みを感じるため基本的には動いたりするのが苦になります。

なので、庭に放すと遊ぶのにまったく動かなかったり家の階段の上り下りやちょっとした段差でこけたりすることがよく見られるようになります。

これでもまだ初期段階の症状なのでこのような動きが頻繫に見られるようであれば椎間板ヘルニアの初期症状なので早めに動物病院に連れていきましょう。

②グレード2

歩くことはまだできますが後ろ足に麻痺が起こり後ろ足を引きずって歩くなんてことはよくあります。

脊椎が大きく圧迫されるため痛みも増し、麻痺が起こります。そのため後ろ足に力が入らなくなり立つのがやっとの時があります。

この時点で歩き方がおかしいことはわかるので気づき次第、動物病院に連れていくことが早期治療を受けられます。

③グレード3

麻痺した足を引きずって歩くことすら苦になり始めるのがグレード3の特徴です。

基本的には自力で歩いたり、体を動かすことが困難で前足を使って体を引きずって歩こうとします。

この時点でグレードも真ん中の段階まで来ているので危険です。

④グレード4

体も動かなくなり、とうとう前足だけで何とかするということも難しい状況になってきます。

当然ながら足腰が自由に動かせられないため排泄や排尿などもうまく行うことができないです。

それが原因で膀胱炎を引き起こしたり、垂れ流しの状態が続きかなり深刻な状態が続きます。

⑤グレード5

これは最終ステージと言っても過言ではないです。

痛みを感じる神経の機能も低下し、何も感じなくなる場合がほとんどです。もちろん体も自由には動かせません。

寝たきりの状態に陥りやすく年を取っている犬なんかはそのまま衰弱してしまうケースもあります。

犬のヘルニアの治療法は?

愛犬がヘルニアになってしまったらどうすれば治るの?と飼い主も不安になりますよね。

ヘルニアになった場合は必ず手術を行わなきゃいけないのかというとそうでもありません。グレードに応じて手術ではなく投薬で済む場合もあります。

それでは、犬のヘルニアの治療法について見ていきましょう。

①温熱療法と投薬治療

ヘルニアが軽度の場合はこの『温熱療法』と『投薬治療』で済む場合があります。

先ほどのグレードだと1と2の段階ならこれらの治療法で済むことがあります。薬で痛みを抑えて痛みが緩和してから温熱による治療で治すことが主な治療です。

もちろん、飼い主もできる限りのことを自宅でしなければなりません。ヘルニアがこれ以上進行しないように散歩の回数も制限、激しい運動はさせないように見張らなきゃいけないです。

②手術療法

特にヘルニアの症状がひどい場合には手術により治療していく必要があります。

グレード4、5は手術で治療しない限りは治らないことが多いです。手術により髄核を取り除きます。

手術を行う際は再発の危険性も踏まえた上で手術を行うので手術をするかどうかは飼い主に委ねられるのです。手術費用もかかるので。

③手術費用は?

もし愛犬のヘルニアを手術で治すとなったらいくらかかるのと疑問に思う方が多いと思いますが一般的には20~50万円はします。

動物病院によっても異なるとは思いますが手術以外にも手術前の入院費や検査費、麻酔料などもあるのでそのくらいが相場になってしまいます。

なので、手術することを決意した際は手術費用とその内訳なども事前に聞いておくといいでしょう。

犬がヘルニアにならないための予防って?

犬がヘルニアにならないようにするにはどんなことをすればいいの?と思う方けっこういらっしゃると思います。

犬のヘルニアはよく聞く話ですから特に年を重ねることにつれ発症しやすいです。

なので自宅でもできるヘルニア予防について紹介します。

①体を動かす

適度に運動させることが重要です。

1回の散歩時間を長めに取るよりも1回の散歩時間は短めで回数を2回、3回と増やした方がヘルニア予防にも効果的です。

運動不足は体力の低下や筋力の低下にも繋がるので適度に散歩や遊んであげることがヘルニアの予防ができます。

②食生活をきちんと行う

基本的に栄養を取ることが犬のヘルニア予防に繋がります。

いつものようにドッグフードを与えることで栄養は吸収できると思います。できればカルシウムのあるものを少し与えてもいいでしょう。

骨にはカルシウムはとてもいいですが与え過ぎは注意です。カルシウムの摂り過ぎは栄養素を抑えてしまったり、病気を引き起こす可能性もあります。

犬のヘルニアを防ごう

愛犬がヘルニアにはなってほしくないですよね。

ヘルニアにならないようにするには適度な運動や食生活、飼い主の抱っこの仕方など当たり前のことをするだけで犬のヘルニアの予防に繋がります。

犬がヘルニアになったという話はよく耳にします。なおで他人事のように聞いていて予防や対策を行わないと自分の犬がなってしまったということにもなりかねません。

飼い主であるあなたができることをするだけでヘルニアは防ぐことができます。特に高齢になるにつれ発症しやすいので気をつけてください!

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