犬が怒るのには必ず理由があります。
それを知らないで犬と接触していたら噛まれても文句は言えないです。なので、今回は犬が怒る理由について紹介していきます。
怒る理由だけでなく怒っている時の表情やサイン、怒って嚙みついた時のしつけ方についても解説していきます!
目次
犬が怒る時の表情
犬が怒る時の表情には共通して同じような表情をします。
怒っている時の表情は
- 鼻にシワが寄る
- 前歯をむきだしにする
- うなる
- 耳が立つ
といった表情をします。
犬を飼っている方なら一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?
犬は自分の心情が顔に出やすいです。怒っている時もそうですが不安や恐怖を感じている時や安心している時などそれぞれ表情が違います。
こういった表情が見られたら愛犬が怒っている時なので、下手に手を出すと噛みつかれることがあるので注意してください。
犬が怒る時の合図
上記で怒り出す時の表情について述べましたが、具体的に怒り出す時にはどういった動きが見られるのかを紹介します!
①うなりながら前歯を出す
愛犬がうなりながら前歯を出す時ってよくありますよね。
あれは犬が怒り出す時の合図なのでうなり声が聞こえたら愛犬が怒っているんだと思ってください。
②鼻にシワを寄せる
これも犬が怒り出す前兆としてよく知られています。
ストレスや威嚇モードに入る時にこの表情をするのでこの表情を見かけたら愛犬が怒っていると思ってください。
③姿勢を低くしてしっぽを振る
姿勢を低くしてしっぽを振る姿を見たことがありますか?
嬉しい時にすることもありますが威嚇や何かに警戒している時にもこのような行動を取ります。
特に姿勢を低くしてしっぽを振りながらうなっていたら怒っていたり、威嚇していると思ってください。
犬が怒る5つの理由
犬はなぜ怒るのでしょうか?
犬が怒るのにはいくつか要因があってよくあるパターンを5つ紹介していきます。
①遊んでいる物を取られた
犬のおもちゃもそうですが犬はよく拾い食いをします。そしてそれを気に入ったら飽きるまで手放さないことが多いです。
例えば、愛犬が石や枝を拾い食いした時飼い主であるあなたなら愛犬が飲み込まないように何としてでも取り上げようとしますよね。
でもそれが犬にとってみれば大切なものを取られたと思い込んでしまうのです。それにより、逆上して嚙みついたりするのです。
なので、無理には取らず様子をみてから取るようにしましょう。
②身の危険を感じた
例えば、愛犬が悪さをして飼い主が叩こうとしたり、ゲージの上から犬の頭をなでようとしたら嚙まれたなんてことがあるかと思います。
実はこれ犬が身の危険を感じているからなのです。
愛犬を叩いたりするのはしつけ上良くないので今すぐやめましょう。ゲージの上から愛犬の頭をなでる時は興奮状態にないかを確認しましょう。
興奮状態や怒っている時に手を出そうとすると犬も自己防衛のために噛もうとするので注意してください!
③やきもち
犬を2匹以上飼っている家庭や他のペットを飼っている家庭ならわかるかもしれませんが他のペットを可愛がっているとやきもちを焼くことがあります。
犬は本来、集団の中で生活する生き物なのである意味『負けた』、『劣っている』、『テリトリーを取られた』という感情になりやすいのです。
それにより、飼い主に対して嚙みついたり、怒ったりすることがあるのです。なので、一方を可愛がるのではなくなるべく均等に愛情を注ぎましょう!
④食事の邪魔をされた
犬はいつも食事の時間を待ち遠しく感じています。これは犬が食事をするのが大好きでたまらないからです。
食事を与えた時によく早食いする犬がいますがあれは誰かに食事を取られたくないと思っているがゆえに早食いをします。
この大好きな食事を誰かに邪魔されたり、犬の餌を横取りしようもんなら全力で嚙みつこうとするので食事中に手を出すのは非常に危険な行為です。
なので、食事中はそっと見守ってあげましょう!
⑤痛い思いをした
これは飼い主が怒って叩くこともそうですが耳掃除やお風呂、ブラッシング、爪切りなど日々のケアで痛い思いをしたから怒ることもあります。
こちらとしてはブラッシングや耳掃除、爪切りなどはケアの一環として行っているのに対し犬にとってはそれが痛い思いをしているのでされたくないと思っています。
なので、嫌がっているのに無理にやろうとすると嚙みつかれることもあるので無理は絶対にさせないようにしましょう。
犬が怒って嚙みついた時のしつけ
犬がもし飼い主や他の人に嚙みつこうとした場合はしっかりとしつけないといけません。
しつけを行わない限り犬は自分の方が上だと認識してしまいまた何かあったら嚙みつこうとします。
なので、嚙みついた際に行うしつけ方を紹介します。
①短い言葉でしかる
この短い言葉でしかることが大切です。
例えば、『コラッ!』とか『ダメ!!』など短い言葉でしかる方が犬も今した行為はいけないことなんだと認識しやすいからです。
逆に長々と説教するのは良くないです。長いと認識しずらいのとかえって逆上することがあるからです。
②無視する
無視することもしつけ上良いことです。ただこれは、家庭内で愛犬が嚙みついた時の話です。他人にした場合は必ずしかる必要があります。
嚙みつこうとしたり、実際に嚙んできたら一旦しかり数時間相手にしないことが大切です。
無視することで犬は『自分が今した行いは相手にされないんだ』と認識するようになり徐々にやめていきます。
犬が怒って嚙みついた時のNGなしつけ
では逆に犬が嚙みついた際に行ってはいけないしつけ方について紹介します。
①名前を呼んでしかる
しかること自体は良いことなのですがしかる際に名前を呼んでしかるのはやめましょう。
例えば、『○○、ダメだろ!!』としかることで犬は自分の名前を呼ばれる時は怒られる合図なんだと勝手に解釈してしまいます。
ある意味これをすることで犬は恐怖心や怒られることが嫌でそれに反発して嚙みつこうとするので犬の名前を呼んでしかる行為はやってはいけないしつけです。
②叩いてしかる
しかる際に手を出したくなる気持ちはよくわかります。
叩いたりすると犬は痛い思いをしてそれがトラウマになり恐怖心や反発心が生まれてしまいます。
嚙みつかれて痛い時もありますが思いっきり叩いてしかる行為は絶対にしないようにしましょう。
犬の怒る気持ちを理解してあげることが大切!
犬が怒るのには必ず理由があります。
なので、犬が怒るようなことをしないようにしましょう。ただし、しつけ上怒らざるを得ない時もあります。
その時は叩いたりしてしかるのではなくきちんと口でしかりましょう。長々としかるのもNGです。
普通に接している分には犬も怒ることはないですが子犬のような社会性がまだ身についていない時期はこういったしつけをしっかり行っていく必要があります。
まずは愛犬が怒る理由を理解することが飼い主は重要です。