うちの子なんかできものができているんだけどこれって取り除かなきゃいけないの?と悩んでいませんか?
犬はできものができやすい動物ですがそれがどんなできものなのかわからないですよね。
なので、今回はできものができた際に取り除くべきかについてとできものの正体やその対処法について紹介します!
目次
愛犬にできものができたら取り除くべき?
愛犬にできものができたら取り除くべきかについては
取り除くべきものもあれば取り除かなくてもよいものもあります。
単純にできものには良性のものと悪性のものがあります。良性ならば様子見で済む場合が多いですが悪性の場合はきちんと治療をしなければなりません。
特に悪性の場合は、身体に影響を及ぼすので取り除かないと命の危険性があります。
取り除くのであれば基本は手術が多いです。薬で小さくしたり、症状を和らげてから手術によって取り除きます。
なので、できものの様子がおかしかったり変だなと思ったら動物病院で診てもらいましょう!
愛犬のできものはどこにできやすい?
犬のできものはどこにでもできやすいですが特にできやすい箇所は
- 皮膚の下
- 口周り
- 耳
- 目の上
- お尻
- 歯茎
といったところにできやすいです。
できものができる原因はさまざまですが特に皮膚にできるのは怪我して膿が溜まったり、脂肪がそのままできものになったりすることが多いです。
人間でいうニキビなんかに似ています。ニキビも顔にできやすいですよね。あれは食生活の乱れや生活リズムが崩れたり、顔の脂が多いと出ます。
犬も同じなのです。それに加え犬の場合、草を食べたり草むらに顔を突っ込んだりするので虫に刺されたり病原菌を体内に取り込みやすいのです。
できものが出やすい箇所は上記に挙げた箇所なので注意しましょう。
犬のできものの特徴(色・形・症状)
犬のできものはどんな特徴があるのでしょうか?
色・形・症状といった観点からできものの特徴について解説します!
①色
できものの色にもこれは危険な色、危険ではない色というのがあります。
できものの色が白色、黄色、ピンク色(or 赤色)➡良性の場合が多いです。
この色は比較的良性のできものに見られる色で『パピローマウイルス』と呼ばれる菌が原因とされています。
できものの色が紫色、黒色、赤黒色➡悪性の場合が多いです。
この色は比較的悪性のできもので早急に対処しないといけません。
悪性の腫瘍や癌の場合が多く治療を受けなければ命の危険性があるのでこの色の場合はすぐに動物病院で診てもらいましょう。
②形
できものの形はどんなものがあるのでしょうか?
ブツブツとしたものやピンク色で大きく硬いものやしこりのようなものなど形はいろいろとあります。
良性か悪性かは動物病院で診てもらわないとわからないので気になるようであれば動物病院で検査してもらうことが大切です。
日数が経つにつれて大きくなるものもあるので早めに対処することです。
③症状
こういったできものができた際にどんな症状が表れるかというと
- 腫れる
- 膿が出る
- 痒みや痛みを伴う
- 炎症を起こす
といった症状が見られます。
良性でも痒みや痛みを伴うことがあるので動物病院で診てもらいましょう。
炎症を起している際は血が出ていたり、膿が出ていることがあるので気にかけましょう。犬はそれを舐めたりして痛みを緩和しようとします。
しかし、舐めたことで悪化しやすいので炎症を起しているのであれば包帯や犬が薬を塗って犬が舐めないようにすることも重要です。
愛犬のできものは病気!?こんな病気が関係しているかも!?
愛犬のできものの中には病気によるものもあります。
特に悪性のできものは以下に紹介する病気の始まりかもしれないので注意しましょう。
①脂肪腫
これは病気の一種ですが良性のものがほとんどです。
腫瘍と聞くと悪いイメージですが脂肪腫は脂肪細胞が増え腫瘍になったものです。なんか体に悪影響を与えるというわけではないです。
しかし、目の上にできたり、肉球のところにできたりして愛犬が気にしているのであれば獣医と相談して取り除いてあげた方がいいでしょう。
②乳腺腫瘍
乳腺腫瘍には良性のものと悪性のものが存在します。
時間が経ち大きくなる場合もあり完治させるには乳腺を全摘出する必要があります。
ただ、早期発見ができれば大変なことにはならず済むので怪しいと思ったら動物病院で検査してもらいましょう。
③悪性のリンパ腫
特に恐ろしいのがこの『悪性リンパ腫』です。
これは血液の癌なので手術ではなく抗がん剤治療によって対処していくしかないです。一般的に完治することは難しいです。
早期発見してあげれば早めに抗がん剤治療で対応できますが少しでも遅れるとこの病気は進行度も早いので命に関わります。
④毛包虫症
赤いできものができたら『毛包虫症』と呼ばれる病気かもしれません。
これは『ニキビダニ』と呼ばれるダニが関係しておりそれが寄生すると毛が抜けたり赤いできものができたりします。
痛みや痒みといった症状は見られない場合が多いですが毛がよく抜けて、たまに炎症を起こす場合があるので注意してください。
愛犬にできものができた際の対処法
愛犬にできものができた際は動物病院で診てもらうことが大切です。
自分で何かしようと思ってもそのできものが良性なのか悪性なのかもわからないので獣医に頼んで検査してもらい適切な治療を受けさせましょう。
良性の場合なら様子見と薬が処方されることが多いです。
悪性の場合は病気にもよりますが場合によっては手術で取り除く必要があります。手術で完治することができるやつとそうでないやつがあります。
いずれにせよできものができたら動物病院で検査を受けさせましょう。
早期発見し早めに対策をすることが大切になるのでできものが大きくなるようなら早めに対処していく必要があります。
愛犬にできものができていないか確認して!
愛犬にできものができていないかを確認しましょう。
できものは案外見つけやすいです。日々のブラッシングやシャンプーをしていて気づく場合や犬が気にしていてそれを見たらできものだったという場合もあります。
できものが小さいなら早めに対処すべきです。それが大きくなる可能性は十分にあります。
なので、気づいた時には少し様子見して動物病院で検査してもらうことが病気を防ぐことにも繋がります。