最近、うちの犬が食糞して困っている、何とかして食糞をやめさせたいと悩んでいませんか?
犬の食糞は何回か続くと習慣化しやすいです。
そんな飼い主のためにも今回は犬の食糞対策にキャベツを食べさせることが効果的ということについて紹介します!
目次
犬が食糞する理由
ではなぜ犬は食糞をしてしまうのでしょうか?
食糞をやめさせるのには犬が食糞する原因について知っておく必要があります。犬が食糞する理由を5つ紹介します!
①食事の量が少ない
単純に普段の食事の量が少なくて空腹を紛らわすために食糞する犬もいます。
食糞が続くようであれば食事量を増やしてみるのがいいでしょう。
1度の食事量を増やすよりも食事をする回数を増やした方が健康的です。例えば、1日に朝・昼・晩と食事を3回取るようにするなど。
そうすることで食糞するケースがおさまる場合もよくあります。
②飼い主の気を引くため
食糞する理由には飼い主の気を引くために行っていることも考えられます。
愛犬が食糞していたら飼い主は『そんなものを食べてはダメじゃないの!』と声をかけて愛犬の方に近寄りますよね。
犬はそれを狙って食糞することもあるのです。
忙しくてかまってあげられなかったり、留守番が多いと犬もストレスが溜まったり、飼い主にもっとかまってもらいたいという気持ちになります。
それが食糞することに走ってしまったのかもしれません。
③身の周りをキレイにするため
犬は清潔感を好む動物病院です。
そのため犬が排泄をしても飼い主がなかなか処理しなければ食糞をしてキレイにしようとするのです。
犬は身の周りが汚れているのを嫌うためすぐに片付けないと食糞することがあります。
なので、犬が排泄した場合はすぐに片付けるようにしましょう。
④遊びの延長
犬は遊びの延長で食糞をすることがあります。
外で遊んでいて排泄をした際に勢いで食べたり、興奮状態でしっかり物の区別がつかずに食糞をします。
愛犬と遊んであげることは良いことですが排泄したら食糞される前に片付けるようにしましょう。
⑤ストレス・気まぐれ
何らかのストレスや不満がある場合に犬は食糞することがよくあります。
例えば、引っ越して新しい環境になったり、留守番や忙しくてかまってあげられないことが多かったりすると犬はストレスや不満を抱えます。
そうすると犬は食糞をして飼い主を困らせることがあるので適度に遊んであげたり散歩を増やしてあげることが良いです。
また気まぐれで食糞することもあるのでしそうになったら止めさせてすぐに片付けるようにしましょう。
犬の食糞にキャベツが効果的な理由
犬の食糞に困っている方におすすめなのがキャベツを与えることです。
犬にストレスが溜まらないように遊んであげたり適度な運動をさせてみたし、食事量も増やして見たけどダメだったという方でもキャベツを与えたことで食糞が改善されたという方は多くいます。
そもそもキャベツには食物繊維や酵素が多く含まれており腸内環境を整えるのにはとても良いのです。
キャベツを食べることにより栄養が摂れ、善玉菌も増え便の臭いも抑えられるため食糞の防止に繋がります。
食糞が習慣化している場合は一定の量のキャベツを食べ続けることが必要であり食事も見直す必要があります。
なので、食糞をし続ける犬には一度キャベツを与えてみてもいいかもしれません!
犬の食糞に効くキャベツの量はこのくらい!
実際にキャベツはどのくらい与えれば良いかと疑問になりますよね。
キャベツを与える量は1日に30~80g(キャベツの葉1枚程度)が目安です。
というのもキャベツは体に良い食べ物ですが食べ過ぎるとガスが溜ったり、消化不良で下痢や嘔吐を引き起こすこともあります。
特に初めてキャベツを与える方は目安の量よりも少なくていいかもしれません。排泄物の状態に応じて増やしていけば良いです。
キャベツを与える際は芯は与えず葉の方を与えるようにしましょう。なぜ芯を与えてはいけないかは後ほど詳しく説明しますが体調不良を引き起こすからです。
なので、与える際は葉っぱをメインに毎日与えましょう!
犬の食糞対策にキャベツを与える際の注意点
キャベツを与えることはメリットばかりではありません。
キャベツを与えるにあたっていくつか注意点があるのでそれをいくつか紹介します。
①茹でたキャベツを与えるようにする
生の方が新鮮だし栄養を多く摂取できると思うかもしれませんがしっかりと茹でることで消化しやすくなり栄養素を摂取できるようになります。
さらに茹でたり加熱することでキャベツに含まれるシュウ酸と呼ばれるものを減らすことができるためシュウ酸カルシウム結石を防ぐことに繋がります。
加熱後は刻んで食べやすい形状にすることで腸内環境も整えられるためおすすめです!
②キャベツの芯はなるべく控える
先ほども少し言ったのですがキャベツの芯は与えないようにしましょう。
キャベツの芯には『硝酸イオン』という物質が多く含まれておりそれが時に中毒症状を引き起こすことがあります。
特に小型犬や高齢犬のような胃腸が弱い犬や消化器官に病気を患っている子が口にすると中毒症状を引き起こしやすいので避けましょう。
③与え過ぎは結石を引き起こしやすい
キャベツには『シュウ酸』と呼ばれる物質が含まれています。シュウ酸と聞くとほうれん草が代表的ですがほうれん草ほど多くは含まれていないです。
このシュウ酸は結石の原因でもあり悪化すると腎不全になることもあります。
結石になる原因としてはシュウ酸だけではなく水分不足や食事のバランスに偏りがあることも関係しています。
ただ、結石の原因の一つにシュウ酸も含まれているため先ほど言った目安の量以内で与えるようにしましょう。
④甲状腺の病気なら避けるべき
もし飼っている犬が甲状腺機能低下症を患っている場合はキャベツを与えることを避けましょう。
キャベツのようなアブラナ科野菜には『ゴイトリン』という物質が含まれています。
このゴイトリンという物質が甲状腺ホルモンを減少させる作用があるため甲状腺の病気を患っている犬は注意が必要です。
先ほどの目安の量で食べていれば問題ないです。
犬の食糞対策にキャベツは効果抜群!
上記のような注意事項さえきちんと守っていれば食糞対策にキャベツは効果的です。
キャベツは栄養も豊富で腸内環境を整え善玉菌も作ってくれるため食糞対策以外でも役に立っています。
与える量や犬の健康状態に合わせて量を調節することは大切なので臨機応変に合わしてあげることが大切です。
一定の量を守ってそれを習慣化すれば犬の食糞には効果があるため食糞で悩んでいる方はぜひ試してみましょう!